新自由主義者の行動パターンは共産主義者そっくり
本日(といっても1月8日はすでに昨日ですが)の名言。
本ブログでもおなじみの黒川滋さん。
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2010/01/18-bb89.html
>●「三原則氏」が菅直人を社会主義者と断定。イデオロギーや希望的観測のために、レッテル貼りや事実を見ないなどの悪癖そのもの。こう見たいという願望があると、それに向けて事実を仕立て上げていく新自由主義者の行動パターンは共産主義者そっくり。原理原則に徹底しないことが、社会の発展を阻害していると考え、一切の原理原則に沿わない都合のわるい事実は、ありとあらゆるレッテルを貼ったり、陰謀をでっち上げたり、偏向者扱いをしていく。
まったくそう思います。
初等教科書の公式に合わない社会の端々の様々なディテールのひだの一つ一つにこそ、大事に大事に扱わなければならない人間の真実が潜んでいるという感覚が欠落した人々の群れ・・・。
(追記)
それにしても、
http://twitter.com/ikedanob/status/7480817272
>「私は株主至上主義だ」とか「私は市場原理主義だ」と自称する人はいないので、そういうレッテル貼りで議論するのは非生産的。( )
と言った舌の根も乾かぬうちに、
http://twitter.com/ikedanob/status/7505496005
>史上初めて、社会主義者が財務相になったことの異常さに気づいたほうがいい( )
と、正真正銘のレッテル張りする素晴らしき論理的整合性!
これは何番目の法則でしょうか?
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» 書評 リチャード・クー、村山昇作著『世界同時バランスシート不況』(徳間書店) [代替案]
年末・年始に読んだ本の中で、「この本は多くの人々に読んで欲しい」と思った本の紹介をしたいと思います。私がいま特に書評したい本は、孫崎享著『日米同盟の正体』(講談社現代新書、2009年3月刊)とリチャード・クー、村山昇作『世界同時バランスシート不況』(徳間書店、2009年9月刊)の2冊です。本日は、リチャード・クー氏らの『世界同時バランスシート不況』を紹介したいと思います。
私は本ブログで、リチャード・クー氏に関しては一方で評価しながら、他方で批判もするというアンビバレントな対応をとってきました... [続きを読む]
日本の人生における選択の自由度 はOECD諸国最下位だそうです。日本的雇用も末期的症状ではないでしょうか?
Freedom of choice in life
人生における選択の自由度
Japan OECD19か国中最低の19位
世界57か国中49位
http://www.kisc.meiji.ac.jp/cgi-isc/cgiwrap/~kenjisuz/country.cgi?LG=e&CO=15
投稿: 田中 | 2010年1月 9日 (土) 01時05分
検証忘れて書いてしまいましたが、財務相は大蔵省の機能を一部継承しているとみなせば、至上初の社会主義者の蔵相は第一次橋本内閣の久保亘さんがいます。
久保さんが社会主義者か社会民主主義者か単なる非自民の闘士かは立場によって評価が分かれますが、社会民主主義という広い意味で社会主義をめざす政党に所属する政治家であることから、「社会」「市民」連合の市民側にいた菅直人さんよりは立派な社会主義者ですね。本題からずれますが。
投稿: きょうも歩く | 2010年1月 9日 (土) 18時59分
「きょうも歩く」の方でも書かれていますね。
超正確に申しますと(これはほとんどトリビアの域ですが)、日本最初の社会主義者である大蔵大臣は、これは日本国憲法下における事実上初代の大蔵大臣でもあるようですが、片山内閣最初の1週間の大蔵大臣臨時代理片山哲その人であるようであります。ウィキペディアによりますと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%94%B5%E5%8D%BF">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%94%B5%E5%8D%BF
ていうより、大蔵大臣(財務大臣)を問題にする以前に、れっきとした戦前からの社会主義活動家が日本国の内閣総理大臣になったことがあるのですが、そういう歴史的事実は、池田信夫氏のような人物にとってはどうでもいいことなんでしょう。
投稿: hamachan | 2010年1月 9日 (土) 20時54分
わがよって立つ理念の大先輩が、兼任とはいえ蔵相であったことを忘れてしまったのは不覚でした。反省します。
投稿: きょうも歩く | 2010年1月10日 (日) 00時31分
・私はその教義をよく知りませんので口を出すのはおかしいのですが、3減速氏のような特殊症例を新自由主義者なり、リバタリアンなりの代表者として取り上げるのはその他大勢の「主義者」にとっては些か迷惑なのではないかと思います。
リバタリアンも実現可能性なり、妥当性なり過激さなりに問題なしとは言えないまでも、私が読んだことがないだけで学問的に真面目な本・論文も出ていると思われます。
幸福の科学と新自由主義とどっちもどっちじゃないかといわれると大いに悩むところではありますが。
・・・・それはそれとして、H氏もそうですが、twitterという脳内がだだ洩れになる道具は端から見ている分にはなかなか興味深いものです。
日本の国では内心の自由・信教の自由のみならず表現の自由が保障されていますよね。まあ○○な思想を持っても表現しない自由があるのに・・・
投稿: 匿名希望 | 2010年1月10日 (日) 18時37分
はじめまして。先日はじめてトラックバックさせていただきました。ごあいさつが遅れて申し訳ございませんでした。hamachanさまが以前にN・Iさんを批判した記事など、大いに笑わせていただきながら読ませていただいておりました。
この記事にあった「レッテル貼りで罵倒する」のって、そういえばあのお方の戦術ですねーと思い、たまたま拙ブログであのお方について論じていたのでトラックバックさせていただきました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿: daitaian | 2010年1月13日 (水) 14時33分