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どうしようもない歯がゆさ

「本職編集部員 写真では食べていません」というtomokeiさんの「山村」というブログで、拙著へのコメント。

http://sharobenn.blogspot.com/2010/01/blog-post_1231.html

>一生読みたい本だ。
なぜなら、わかりたいことを指摘し、なおわからないからだ。
たぶん、人には疑問に思っていけないことがある。
疑問に思ったら、いまの世の中で説明できないことがある。
この本は、それを敢えて指摘しながら、その答えを出さないことに、著者の踏みとどまりがあるのかもしれない。そこに、どうしようもない歯がゆさを感じる。

「どうしようもない歯がゆさ」ですか。

答えを出していないわけではないと思うのです。いや、今までの本と違い、あえて現実的具体的な答えを出そうとした本だと、わたしは思っています。

ただ、その答えが「あえて指摘」のラディカルさに比べて、あまりにもリアリスト的に過ぎると感じられるのはよく分かります。

>メンバーシップとはそもそも良いのか、悪いのかも解かれない。この辺が欲求不満になることで、採用が違うからといって、大卒だから、主婦パートだからといって、賃金が違うことのからくりまで論じてほしいのである。

「そもそも良いのか、悪いのか」という問題の建て方をした瞬間に、その答えは現実性を喪失してしまうと、わたしは思います。わたしは、そういう問題の建て方をしたくないのです。いかなる状況下において、いかなるメリットがあり、いかなる弊害が生ずるのか。わたしが、あくまでも「政策論」の世界にとどまろうとする以上、そういう問題構図でものを考え続けたいのです。

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