毎日新聞「論壇:この1年」で拙著が取り上げられました
毎日新聞12月21日夕刊に載った「論壇:この1年 「論壇をよむ」執筆者の4人語る」は、飯尾潤、中西寛、北田暁大、林香里の4人による今年の論壇の総括。
http://mainichi.jp/enta/art/news/20091221dde018040015000c.html
このうち、林香里さんによる「今年注目の3点」に拙著が選ばれました。
>◇注目浴びた雇用・貧困と人権問題 雑誌に続き新聞も危機の時代に
>雇用・貧困、人権を考える課題が多かった一方、活字メディアは低迷しつつある。
雇用・貧困問題では、濱口桂一郎の『新しい労働社会』(岩波新書)と竹信三恵子の『ルポ雇用劣化不況』(同)が、新しい視点を提供した。前者は、欧州の政策を参照しつつ、日本の雇用政策の方向性を冷徹に分析した。後者は、専門職という終身雇用からはじかれた人の雇用劣化状況を指摘したのが興味深かった。
「日本の雇用政策の方向性を冷徹に分析」という評語はわたくしにとって会心のお言葉です。ありがとうございます。
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