ひとりごと(他意なし)
法律学はリアル世界からの一つの抽象。
経済学もリアル世界からの一つの抽象。
抽象と抽象を絡み合わせたからといって、フルーツフルとは限らない。
法律学は、経済学者が「そんなもの要らねえ」と捨象したものから抽象し、
経済学は、法律学者が「そんなもの要らねえ」と捨象したものから抽象し、
お互いに、大事なことを捨てて要らねえものを大事にしているように見える。
その結果、「法と経済学」はただの悪口の言い合いになる。詰まらない。
必要なのは、まずはリアル世界をリアルに認識すること。
広く言えば社会学、労働問題について狭く言えば労使関係論とか労務管理論といった、現実にベタに張り付き、あんまり抽象理論的じゃない学問の存在理由ってのは、たぶん、そのへんにある。
だから、社会学「理論」なんてのはそもそも矛盾してんだよね。
とか言ったら叱られるかな。
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