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2009年11月27日 (金)

引き下げデモクラシー

03 先日ご紹介した宮本太郎先生の『生活保障』ですが、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-4601.html(全政治家必読!宮本太郎『生活保障』)

何はともあれ本屋さんに走っていって買って読むべきではありますが、まあその前に頭の準備をという方のために、ごく簡単な要約版が、今をときめく(笑)勝間和代さんとの対談という形で、毎日新聞に載っていました。「<宮本太郎×勝間和代>対談 終身雇用制度」という記事です。

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/k-info/2009/06/post-30.html

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/k-info/2009/06/post-31.html

http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/k-info/2009/06/post-32.html

特に味わい深い言葉:

>宮本 システム改革をしなくてはいけない局面ですが、短期的に一番受けるやり方は、国民の間にある疑心暗鬼、不信感をあおり立てる政治なんですね。正規の人に対する非正規の人たちの「特権で守られている」という思いや、逆に、正規の人たちの非正規の人たちに対する「働く気があるのか」という疑念。後者は実際、政務官から発言があって陳謝しましたが、インターネット上では支持の声が出ていた。疑心暗鬼をあおり立てる政治家の言説は、短期的には一番受ける。でもこれは二流の政治であって、丸山真男の言葉でいう「引き下げデモクラシー」です。こっちが恵まれすぎている、こっちが保護されている、などといって引き下げを求める。それだとみなが落ち込んでいくだけです。どうやってお互い良くなるウィンウィンゲームを実現できる理念を出すのかが大事です。

まさに「全政治家必読」であるゆえんです。政党を超えて、すべての政治家に拳々服膺していただきたい言葉でもあります。

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コメント

 濱口先生
 最近、先生のブログを読んで、「思考の整理」をさせていただいております。勉強になることが多々あります。ブログにおいて筋が違うかもしれませんが、御礼申し上げます。

 戦後、日本の労働政策や労働運動が、公務員労働を一つの標準としてきたのではないか、と考えております。戦後の職務給を目指した労働政策とは別に、電産型の生活給が定着していった過程に、公務員労働の働き方があったのか、と。どちらが先かは、まだ調べていません。

 日本の非正規雇用の問題として、主に主婦層を念頭に置いた家計補助的労働(夫に依存した賃金)が、若年男性層にも広がって問題が大きくなった背景がありますが、そもそも、家計補助型労働者を税制上社会保険上、優遇(排除)していた先例は公務員労働にもあったのだろうか。

公務労働への批判(古くは国鉄労働者)が、労働のあるべきモデルを描かず、現在のような状況を作り出してきた。
こんなことを考えています。

 先生が「新しい労働社会」において、正規非正規を分断して片方だけを論じることをせず、両方の視点から問題を見る見方をされており、とても参考になりました。あるべき雇用モデルというのを策定することが、今とても重要な気がします。

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