コールセンターのスーパーバイザーの「養壷」さんの拙著書評
コールセンターのスーパーバイザーの「養壷」さんが拙著を詳しく書評されています。
http://yanghu.blog23.fc2.com/blog-entry-78.html(現在の労働社会を理解できて、途方に暮れる 『新しい労働社会』)
>本書では、そんな僕のようなビギナーへ、現在の労働社会がどのように形作られたのか、その問題点、その解決策を説明してくれる。初めて読むにはちょっと難しく感じたのだけれど、とてもわかりやすい素敵な本だった。
・・・しかし、その知識を学んでも、僕の悩みを解消させてはくれなかった。
「直接的な糸口とはならない」という意味において。
>「現代の労働社会を知る」という目的においては、本書はとても素敵な本だった(僕は他の本を読み比べているわけではないけれど)。バイアスのない淡々とした事実の描写は今回の目的に沿っているし、僕のような無知な学習者にとっても大切な本だ。
***
当初の目的は間違いなく達成された。
労働社会の今を知り、どのような解決策があるのかのヒントも得られた。
しかし、僕の悩みを取り除くことにはならなかった。
>まったく、社会というものはなんて複雑なんだろう。
勉強することで理解は深まるけれど、解決はどんどん遠く離れていくような感じだ。
わたくしには人の悩みを取り除くなんてことはできませんし、できるというつもりもありません。
でも、何事も理解するところから始まるのだと思うのです。悩み解消の糸口にはならなくても、理解することの糸口になれば、それがやがて問題解決につながる可能性もあるのだと思います。
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