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« 「今後の労働者派遣制度の在り方について」の諮問 | トップページ | 日本労働法学会誌114号 »

2009年10月 8日 (木)

「COCO2のバスタイム読書」さんの書評

「COCO2のバスタイム読書」さんの書評です。

http://coco2.cocolog-nifty.com/coco2book/2009/10/post-b296.html

>旧労働省出身の研究者が、「現実」を見据えて説く雇用問題の処方箋。

「派遣切り」「雇い止め」…。まるで根本から間違っているかのように語られがちなニッポンの雇用も、ある時点では合理性があり、多くの普通の人が恩恵を受けていた。著者はまず冷静に、前提が変わったことを確認した上で、今足もとで何ができるのか、そして将来、どこを目指すべきなのか、を考察していく。

雇用は雇用だけで論じられる「制度」ではなく、社会保障や産業構造や、様々な意思決定システムと密接に絡まっている。その広がりの大きさを思うと、気が遠くなるほどだ。だからこそ、単に諸外国の事例などをひき写すのではなく、叡智を集めて考え抜くべきテーマなのだということを確認させてくれる一冊

こういうふうに、さりげなく「判ってくれている」書評を見ると、やっぱりうれしくなります。

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コメント

>雇用は雇用だけで論じられる「制度」ではなく、社会保障や産業構造や、様々な意思決定システムと密接に絡まっている。

勤務医の雇用問題も、トンデモ医療過誤や、急増する救急需要、相対的な給料の激減(特に地方)がなければ、問題にされることもなかったでしょうし、不安定な勤務医の雇用が競争による勤務医の生存競争を生んでいたということは言えると思えます。

ただ今となって、過去の違法な雇用形態に戻ることはあり得ません。
ということは必然的に、違法な宿直許可で支えられている救急医療の崩壊、労基法32条を無視した長時間労働がなくなることによる医療供給の激減が起こりますが、これとて、勤務医の多くが望んだ結果ではありません。

多くの国民に重い罪があった訳でもありませんが、小さな善意の積み重ねがなくなった結果の責任は全ての国民が負わないといけません

共有地の悲劇は、共有地を使う人全員の責任です。
厳しいルールと、反する人への厳罰、フリーライドの締め出しなしには、豊かな共有地を共有することはできません

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