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ハローワークのワンストップはいいけれど・・・

例のお金をかけない緊急雇用対策の目玉のハローワークのワンストップサービスの続報です。

http://mainichi.jp/life/job/news/20091031ddm012040181000c.html

>失業者などへの年末対策を進めている政府の「貧困・困窮者支援チーム」(事務局長・湯浅誠内閣府参与)は30日、ハローワークの一つの窓口で職探しとともに住宅確保や生活保護申請、小口融資の申し込みなどに対応するワンストップ・サービスを、11月30日に東京や大阪、愛知など大都市圏を中心に実施することを決めた。長妻昭厚生労働相と原口一博総務相は記者会見し「地方自治体の協力が欠かせない」と自治体の協力を呼び掛けた。

 ワンストップ・サービスは、ハローワーク職員だけでは対応できず、福祉行政担当の自治体職員の派遣や民間団体の協力が必要となる。原口総務相は、職員派遣や住宅確保などに必要となる自治体の経費には特別交付税を充てることを表明。両大臣は、08年末の派遣村で実質的にワンストップ・サービスが実施されたことを例に挙げ「雇用情勢が依然厳しい中、どこへ行けば命をつなぐことができるのかがはっきりと分かることは非常に重要だ」と話した。

 同チームは30日付で各自治体に協力要請を出した。11月30日の実施結果を踏まえ、年末年始の実施体制や継続的に運営するかどうかなどを検討する。【東海林智】

雇用創出の方にはちゃんとたっぷりお金をかけるんでしょうね、というのはとりあえずおいといて、ハローワークでワンストップサービスという湯浅誠風味の政策自体は、私は評価しています。

自治体にも総務省から交付金が流れるということなので、そちらは何とか動くことになるのでしょう。

私がずっと気になっているのは、まことに形而下的なレベルが低いといわれれば低い話なんですが、ワンストップサービスでやってくる自治体の福祉や住宅担当の人たちのはいる場所があるんだろうか、というまあなんちゅうか庶務課的な心配なんですが。

上の記事からすると、1ヶ月後に試行するのは東京、大阪、愛知などの大都市圏ということですが、そういうところのハローワークにいってご覧になるとわかりますが、ただでさえ狭苦しい庁舎の中に求職者が山のように列をなしていて、昔はあった空き部屋のたぐいも潰して相談室にしたりして、なかなか新たな相談コーナーの入る余地がないのが実態ではないかと思うのです。

ワンストップといっても、要するにハローワークの窓口に自治体から来たそれぞれの担当職員が居て対応するということですから、間違いなく庁舎内の職員数が大きく増えるわけで、いまの庁舎事情で大丈夫なのだろうかと、正直心配して居るんですが。

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コメント

この湯浅って人、嫌いです。

まあそれはさておき、今のように働く人よりも生活保護の方がよほどいい生活をしている現状は本当におかしいですね。

今や、働く奴は馬鹿。生活保護や公務員になって税金をちょろまかして生きた方がよほどマシ。

こういう風に考える人ばかりになりました。

この原因は湯浅さんやその他のバラマキ推進派、共産主義者などの犯した罪ですね。
日本はもはや戻ってこれないほどに社会主義化してしまいました。

社会主義者は権利ばかり主張し、国を破壊してきました。本当に、極悪で、我儘で、欲深いですね・・・・

左巻きの言うように、労働者のためだとか弱者のために何かをしたいならまず自分自身が全財産を寄付し、今後得る給与も全てそういう人たちに寄付すべきです。
それをせずに増税して弱者に配れ、などという人が多いからダメなんですね。
実際は鳩山を筆頭に、自分は贅沢三昧の暮らしをしていながら、「人から奪って弱者にばら撒け」と騒ぎますね。そうして、自分は「イイこと」をしたつもりになって気持よくなっている。


一刻も早くこんなバカげた事がなくなることを願います。

投稿: ジョンレノン | 2009年11月 1日 (日) 04時24分

>この原因は湯浅さんやその他のバラマキ推進派、共産主義者などの犯した罪ですね。

まともな賃金を払わない使用者側、もしくはその現実を放置した国の罪だと思いますが。サービス残業が当たり前な低賃金高負荷なブラック企業に勤めていても、社会人として家族をまっとうに養えるとお思いですか?

>今後得る給与も全てそういう人たちに寄付すべきです。

そんなわけありません。その理屈ならば、「消費税増税賛成派は、自発的に消費税を10%納めなければなりません。今後得る給与も全て国に寄付すべきです。」といった話になりますが、そういうことですか?

投稿: くまさん | 2009年11月 2日 (月) 01時35分

ジョンレノン様
あなたが反政府思想の持ち主,すなわちアカだというだけはわかりますが,書いてあることワンストップサービスとの関係がわかりません.バラマキ主義者・共産主義者・社会主義者・左巻きといった専門用語も難解です.あなたはすでに全財産を寄付してしまった人なんですか?

投稿: わらじや | 2009年11月 2日 (月) 04時28分

>ただでさえ狭苦しい庁舎の中に求職者が山のように列をなしていて、昔はあった空き部屋のたぐいも潰して相談室にしたりして、なかなか新たな相談コーナーの入る余地がないのが実態ではないかと思うのです。

庶務課の職員です。なぜ誰もこの問題を指摘しないのかとても不思議でした。来庁者・人員が大幅に増加するなか、会議室やミーティングスペースを潰して窓口を増設しており、お客さんが待つスペースさえなくなっている現況をどうするのだろう、と。施策も失業者も増加し、廃棄できない行政文書が廊下や階段まで積みあがっています。「きめ細かいサービス」の実施について、すべてが職員の資質の問題だけに矮小化されるのが疑問です。そもそもこのような接客環境できめ細かいサービスを実施してる民間事業者がいるのでしょうか?きめ細かいキャリアカウンセリングを求める一方で、プライバシーに配慮されたレイアウトには無関心であること。人員の明らかな不足には無関心であること。はしごを外しながら「なぜ降りてこない」と相手を糾弾する行為は誰が見てもおかしいはずです。非効率だから、無駄が多いから、という指摘もありましょう。そういう方に一度考えていただきたいのが、ナショナルミニマムである労働行政が効率性を追求することの限界です。例えば、スキルや経験のない求職者の求人を見つけるのは非常に難しく時間がかかる。必然的に窓口にも長時間滞留するのです。民間事業者ならば、当該者を切り捨てることで効率性を追求することが可能です。だけど、行政は切り捨てることは絶対にしてはいけません。このときの非効率は、行政の仕組みそのものよりも、求職者の属性によって生じるものです。行政がどんな新しい仕組みを確立しようとも、相手の属性に起因する、この類の非効率から逃れることはできません。
次に、無駄について。現実問題スペースが足りない中で、無駄が多いから、という指摘にはそれ自体全く意味を感じませんが、あえて具体例をあげさせてもらいます。職員の椅子・接客用の椅子。破れてスポンジがむき出しになっているものの多くを更新できていないです。フロアタイル。長期間の使用で黒く不潔になったタイルも更新できる見込みがありません。ブラインド。折れてぼろぼろになったブラインドも更新できません。
何をどこまで極めたら、「無駄がなくなったね、庁舎のスペース改善を図ろうか。」と言ってもらえるのでしょうか。

投稿: スペースの問題 | 2009年11月 2日 (月) 19時27分

・関係のうすいコメント

百花斉放百家争鳴ですね>わらじやさま・ジョンさま

http://d.hatena.ne.jp/dojin/20060629#p1
経由

”今朝28日の朝日新聞に、次のような記事が載っていました。「小泉首相が22日の経済財政諮問会議で『歳出をどんどん切りつめていけば『やめてほしい』という声が出てくる。増税してもいいから必要な施策をやってくれ、という状況になるまで、歳出を徹底的にカットしなければいけない』と発言していたことがわかった。諮問会議議事要旨では、11ページです。」”
>スペースの問題さま
 おつかれさまです
 3年たちましたがまだまだ痛みに耐えて頑張らないといけないのでしょうか
 寝織部の人はこういうのも民営化してコスト競争を行い「より多くの失業者が満足するサービスを提供する業者が勝ちのこって税金を節約」というんでしょうか

投稿: 百家 | 2009年11月 3日 (火) 13時04分

「庶務課の職員」さん、毎日大変だと思います。

こういう問題は、現場感覚のある政策立案者がきちんと入っていないと、どうしても高邁な議論をしている人々の頭からはこぼれ落ちるのですね。

「政治主導」は、うまく現場の声を注入するメカニズムによって補完されないと、その危険性を増幅する可能性があると思っています。

私のブログなどは大して影響力があるわけではありませんが、そういう現場にいたことがある人間でなければなかなか気がつかないことを、きちんと発信することも一つの責務だと思っています。

投稿: hamachan | 2009年11月 3日 (火) 14時03分

このコメントは公開しなくて結構です。
ご返答ありがとうございました。
ハローワークの現場の職員は、高まりつつある労働行政の重要性について、多くが気づいておりません。ただただ、増大する負担に翻弄され疲弊しているように見えます。若手に対して「なぜこんな官庁を選んだの?」と平然と問うベテランも未だ多く、なぜ、今自分たちの仕事が必要なのか、資質の向上が必要なのか、ということについて洞察が深まらず、それが精神的肉体的疲弊の進行に拍車をかけております。例えば、nomurayamansukeさんが言及された濱口先生の全体戦略と、自分たちの仕事の意義を結びつけて考え共有する知性が、組織のどこかに存在すれば、その疲弊は半減するのだろうに、と考えたりするのです。先生のブログや文献にいつも救われておりますので、今後もがんばってください。

投稿: 庶務課職員 | 2009年11月 5日 (木) 19時43分

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