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2009年10月 5日 (月)

birdsongさんのアマゾンレビュー

11件目の拙著アマゾンレビューです。

http://www.amazon.co.jp/review/R3E6PV5PRY3MQ6/ref=cm_cr_rdp_perm(いのちと健康を守る労働時間規制)

冒頭から、

>ネットで声高に「正社員のクビを切れば切る程世界はハッピー」というようなことを書く「学者」がおられます。ちょっと考えれば、「隣のおじさんがクビになっても俺が雇われるわけじゃない」「俺がクビになったら、この仕事ごとポストも消えるんだろうな」と思うのですが、この本を読むと「ちょっと考えた」以上のことがわかります。

と、誰かさんを念頭に置きつつ、

>序章で日本型雇用システムの特徴を歴史的な背景とともにてきぱきと説明し、以降日本型雇用システムの特徴を軸に論を展開、最後に現実的な妥協点を探るための提案を出すという、とても判りやすい論述スタイルです。首切り族の「学者」が切って捨てる日本的雇用システムには、然るべき歴史的背景があるのであって、ただただ潰せばそれで済むようなものではないことが具体例を交えて示され、従って問題の解決は漸進的なものにならざるを得ないのだという筆者の主張には説得力があります。

と、総体的に評価していただいておりますが、おそらくbirdsongさんの心に一番響いたのは、

>冷静な論を心がけている筆者の内心が垣間見えるのが、第一章の3から4節にかけてでしょうか。男女とも健康な家庭生活が送れるようなワークライフバランスが望まれるというだけではなく、そのデフォルトがこれまでの「女性正社員と同じ働き方」である、というのです。

というところだったようです。

>不況時にクビにならないために、(主に男性の)労働者は目一杯過重労働せざるを得ない。でも労働者のもつ唯一の「資本」は自分の体なのですから、健康を害するような労働は体の切り売りのようなものです。それを「生温い」とか、「死ぬまで働け」とかいう風潮がある限り、「いのちと健康を守る労働時間規制」の重要性は減ることがないでしょう。その意味で、この二節についてはもっと具体例を挙げて強く論じて欲しかったと思います。

そこはむしろ他の章の問題と密接な関係にあるからこそ雇用システム全体でトータルに論じられなければならないという考えです。それも新書本約200ページの中で。

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