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2009年9月17日 (木)

日系ブラジル人たちの秋

世間では新しい内閣が発足したというのが話題のようですが、わたくしは昨日朝から本日夕方まで連合総研の研究会で長野県は上田市に行って、日系ブラジル人の状況を調べておりました。請負(派遣)会社とその運営するブラジル人学校や、とりわけ現在失業中の日系ブラジル人6人の方々のお話は大変興味深く有益なものでした。

その内容はいずれ連合総研の報告書にまとめられることになるので、ここではごく印象論だけ。金融危機の影響で彼らが昨年末から今年の初めにかけて大量にクビを切られて、受給していた雇用保険が早ければ7月頃から遅くともこれから続々と切れていきます。

それに伴って、帰国する人々、なんとか日本に残ってがんばろうとする人々など、さまざまなのですが、その意思決定にかなり影響を与えているのが子どもがどちらの学校文化で育ったかなんですね。日本の小学校で精神形成した子どもたちは、今更ブラジルに戻ってもなかなかなじめず、そこで社会的上昇ルートに乗るのが難しい。逆にブラジルに戻るつもりの人々はブラジル政府認可のポルトガル語で授業をするブラジル人学校に通わせていて、その生徒数は親の帰国等によりこの1年で激減しています。

日系ブラジル人たちは請負という形式の実質派遣で働いてきた非正規労働者ですが、いずれも2人以上の子どもを育てていて、日本の少子化の影響はまだ及んでいませんが、その子どもたちの将来への展望が親の就労戦略をかなり左右しているというのは大変面白いと思いました。

ちなみに出張中に決まった閣僚の顔ぶれについて私のコメントがほしい向きもあるかも知れませんが、とりあえずはノーコメントと言うことで。

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コメント

興味深い話ですね。
日本の少子化の主因は未婚非婚(+晩婚)化だと思いますが、ブラジルから働きに来た方々はそうじゃないんでしょうね・・・


>日本の少子化の影響はまだ及んでいませんが
相対性相互性に着目すれば
”日本の少子化「へ」の影響はまだ及んでいません”
という立場をとることもできるわけで。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_c922.html
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_913c.html
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_7542.html
なんかとつき合わせてみると面白いですね。
日本人が日系ブラジル人と同じ心持(生活)になることで少子化は改善の方向に向かう可能性を妄想してみます。
(明治時代、ごく少数がリードした非ちょんまげネクタイ洋装ピープルに大衆が傾れていったようにいかないのは何故か)

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