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2009年9月14日 (月)

ドラめもんさんの拙著書評

金融の鉄火場を生きるネット界でも有名なドラめもんさんに拙著を書評いただきました。

http://www.h5.dion.ne.jp/~bond7743/today.html

>基本的に金融屋のあたくしとしては、本書の第2章の非正規労働者問題に関する土地勘が無く(事務系の派遣さんしか見ないから)、金融屋的には第2章を読むのに少々苦労しました。ということで、この本ですが読む人に土地勘が無い分野(例えば日系の大手企業の勤務経験がないと第1章とか第4章とか土地勘無いと思います)を読むときは苦労するかもしれません。ということで、金融屋さん(ただし外資しか経験の無い人を除く)なら1章読んだ後3章、4章に飛んでから2章を改めて読んで、その後全部読むとじゃが良いと思います。

必ずしも金融屋さんだけでなく、第2章は読むのに苦労したというお話はいろんな方から伺っております。

そこは、ある程度予想はしておりましたが、全体構造上、第2章が話の要になっておりますので、ご容赦いただければ、と。第2章を踏まえて第3章を読んでいくと、話がすっすっと入っていくようになっておりますので。

>それから、著者が元々労働省の官僚さんだったこともあってか、提言される解決策とかが極めて現実的な処方箋(出来もしない理想論ではない)で、大変に好感をもてました。

ありがとうございます。理想を持ったリアリストをめざすわたくしにとっては、うれしい評言です。

>将来経営コースに進まれる方(特にドメ日系の方)は読んでおくべき本なのではないかと思います。

外資系の方も、異文化研究という観点から是非お読みいただければ、と。

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コメント

はじめまして。早速エントリーでお取り上げ頂きまして恐縮至極でございます。それから自分の誤字にも気が付きまして冷汗三斗とはまさにこの事。

著書に述べられている色々な提言ですが、特に第4章の部分などは日系大企業勤務経験(と言っても下っ端ですが)のある自分からしても「現実にできる範囲内で如何に理想に近づくか」というお考えが伝わってくる内容でした。世間に多い実務上のフィージビリティーを全く無視した「政策提言」とは全く違う骨太の提言を拝読し、実践者のあるべき道として自戒も混めて勉強させて頂きました。

わざわざこちらにおいでいただき、恐縮です。

「骨太」の自信はありませんが、実務家と学者のあいだのコウモリとして、「現実的でなければ政策としてやっていけない。理想を掲げなければ政策の資格がない」と呟き続けていきたいと思っています(盗作)。

はじめまして。どらさんところから来ました。

以下の三つの観点から濱口様のブログおよび著書を興味深く拝読させていただきたいと思っています。

1)EU型の労働契約の可能性と今後の成長についてくわしく知りたい
2)私の勤務する(外資系)会社も派遣労働者の割合が高く新しい労働契約について関心がある
3)民主党と連立を組む社民党の労働政策が国を焦土にする可能性が高く危機感を持っている

今後ともよろしくお願いします。

はじめまして
労働政策や制度に最近になって関心を持ちはじめた者です。
9月17日の日経新聞の経済教室に先月まで内閣府大臣官房審議官だった湯本賢治氏がスウェーデンの政策について寄稿されています。
スウェーデンにおいては柔軟な労働市場を推進することにより産業はもとより人的資源においても質的向上を図っているとのこと。
日本ではワーキングプアや雇用継続給付などまともな生活給も払えない企業の延命を図るばかりなような気がします。
生活水準を底上げする施策として大変興味深く読んだのですが、濱口さんとしてはどのように評価されるでしょうか?

スウェーデンの現状をよく理解された上で書かれたいい文章だと思います。宮本太郎先生の本の影響がかなり明らかに見えます。
おそらく先の麻生政権で安心社会会議を開く際に宮本太郎先生を入れたのは、そっち系の人を入れろという上からの声もあったのでしょうが、人選には湯元審議官の考えもあったのではないでしょうか。

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