シリーズ『自由への問い』
岩波書店から、今年の11月から順次刊行される予定のシリーズ『自由への問い』の宣伝用リーフレットが送られてきました。まだ岩波のHPには載っていませんが、もう宣伝モードに入ったと考えていいのでしょうから、本ブログでも宣伝しておきます。
このシリーズ、編集委員が次の8人、
齋藤純一
宮本太郎
坂口正二郎
北田暁大
広田照幸
佐藤俊樹
岡野八代
加藤秀一
この方々が各巻を責任編集する形で、次の8巻編成です。
1 社会統合:自由の相互承認に向けて
2 社会保障:セキュリティの構造転換に向けて
3 公共性:自由が/自由を可能にする秩序
4 コミュニケーション:自由な情報空間とは何か
5 教育:せめぎあう「教える」「学ぶ」「育てる」
6 労働:働くことの自由と制度
7 家族:新しい「親密圏」を求めて
8 生:生存・生き方・生命
で、この第6巻「労働」の中身がこうなっています。
Ⅰ 【対論】働くことの自由と制度・・・・・・・・・・・・・佐藤俊樹・広田照幸
Ⅱ 【考察】「働くことと自由」
・働くことと自由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤俊樹
・「会社からの自由」の両義性・・・・・・・・・・・・・・・高原基彰
・正社員体制の制度論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・濱口桂一郎
Ⅲ 【問題状況】労働と自由の歴史的編成
・仕事と価値と運動と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・宇城輝人
・労働における自由とジェンダー・・・・・・・・・・・金野美奈子
・就職空間の成立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福井康貴
Ⅳ 【構想】現代的な労働の現場から
・コンビニエンスストアの自律と管理・・・・・・・・・居郷至伸
・ケア労働の組織・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三井さよ
・社会に「出る」/「出ない」・・・・・・・・・・・・・・・・貴戸理恵
というわけで、わたくしは「正社員体制の制度論」なる文章を書いておりますが、他の論文もとても面白そうでしょう。
他の巻では、宮本太郎先生編集の『社会保障』が興味深そうなタイトルの論文が並んでいます。
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