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2009年9月10日 (木)

信濃毎日新聞に宇野重規さんの書評が載りました

信濃毎日新聞の8月30日の読書欄に、拙著『新しい労働社会』の書評が載りました。一般紙でははじめてになります。

書評をされているのは東大社会科学研究所の宇野重規さんで、「複雑な労働問題への総合的な視座」と題されています。

>・・・・・・・本書は労働法の専門家であり、ブログなどでも積極的に発信していることで知られる著者による一般向けの解説書であるが、歴史と比較の視座を取り入れ、「問題は単純でない」ことが繰り返し説かれている。特にいわゆる日本型雇用システムの特質から、現在の問題を総合的にとらえようとしている点は、示唆的である。

>・・・・・・・しかしながら、このシステムは非正規の中心が主婦や学生であった時代はともかく、現在の若年大量失業の時代にあっては維持しがたい。とはいえ、歴史的に形成されてきた制度を、新たな働き方の方針や社会保障の仕組みを含めて論じることなしに、かんたんに再構築することもできない。正規と非正規の壁をいかに崩すか、際限なく増大する労働時間にいかに歯止めをかけるかを軸に、最終的には民主主義の問い直しを含め、議論の整理と見通しをつけてくれる貴重な一冊である。

宇野さんは、政治思想史、政治哲学が専門で、こういった諸論文を書かれています。

http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/mystaff/uno.html

JILPTが2006年にまとめた「労働関係の変化と法システムのあり方」という報告書の中で、第1章第2節「政治哲学からの考察−中間集団と社会的なものの再編」を書かれています。

http://www.jil.go.jp/institute/reports/2006/055.htm

http://www.jil.go.jp/institute/reports/2006/documents/055_1.pdf

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