『人材ビジネス』の書評(フライング気味)
人材派遣業界の月刊誌『人材ビジネス』の拙著書評が、10月1日という日付なんですが・・・、既にHP上にアップされていますので、フライング気味ですがこっちでも紹介しておきます。
http://www.jinzai-business.net/book_details48.html
>「名ばかり管理職」「ホワイトカラーエグゼンプション」「派遣切り」など、労働にまつわるさまざまな問題がマスコミを賑わし、社会問題となっている。しかし、そこでの論議はステレオタイプな規制緩和論と規制強化論で二極化されてしまい、本質にまで立ち入っていないと著者は主張する。
本書では歴史的な背景やEUとの比較を交えながら、労働に関する諸問題の根源を探る。
まさしく。簡にして要。
ちなみに、小林良暢さんの『なぜ雇用格差はなくならないのか 』も併せて書評されています。
http://www.jinzai-business.net/book_details47.html
>製造業を中心に「派遣切り」と呼ばれる急激な人員削減が行われ、多くの非正規社員が仕事を失った。著者は、これらの「非正規リストラ」は非正規社員と正社員の間に埋めがたい格差があり、それが固定化されていることを浮かび上がらせたと指摘。
そうした事態に至った日本の雇用制度の変遷をたどりながら、非正規社員と正社員の間に立ちはだかる「壁」の正体を明らかにする。
これもまさしく。
ちなみに、その10月1日発行の同誌10月号は、「新政権と派遣法」という特集で、
http://www.jinzai-business.net/
>総選挙は民主党が歴史的な大勝を遂げ、9月16日に社民党、国民新党との3党連立による鳩山内閣が発足した。政権交代に伴う新たな「政治システム」の基盤づくりが急ピッチで進む中、注目はマニフェストに並んだ各種政策の優先順位とその法案審議の行方に移っている。
そこに、わたくしのインタビュー記事「問題多い労働者派遣法の改正 ゼロベースからの議論が必要 "禁止"は問題のすり替え」も載る予定ですので、ご紹介まで。
>民主党の大勝で政権交代が実現した。同党などが公約してきた労働者派遣法は改正され、規制が強まるのだろうか。独立行政法人労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎統括研究員(労使関係・労使コミュニケーション部門)は「ゼロベースからの議論再開を」と提言する。(聞き手・本間俊典=編集部)
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