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2009年9月27日 (日)

山野光正さんのKousyoublogで拙著の書評

山野光正さんのKousyoublogでも拙著に対する懇切な書評を書いていただいております。

http://kousyoublog.jp/?eid=2405

>歴史上屈指の英雄アレクサンドロス大王の有名な伝説に「ゴルディオスの結び目」というエピソードがあります。大王が征服した都市ゴルディオンの中心にある神殿に祀られた戦車は複雑に絡み合った縄で結わえられ、「この結び目を解いたものがアジアの支配者になる」という古代の王の予言が伝えられていました。アレクサンドロスは自ら剣を取り結び目を一刀両断、見事「ゴルディオスの結び目」を解いてみせたという武断主義的な英雄らしいエピソードです。

その英雄伝説にあやかってか、労働に関する複雑に絡み合った諸問題もまた一刀両断することで解決するかのような説がちらほらとあったりしますが、敢えて絡み合った諸問題を一つ一つ丁寧に解きほぐしながら新たに時代にあった結び目を作り直していくことで新しい労働社会を展望しようという、労働法系アルファブロガー(blog→「
EU労働法政策雑記帳」)のhamachanこと濱口桂一郎氏の最新刊です。

いやあ、ゴルディオスの結び目から拙著に説き及ぶ手際は思わず聞き惚れます。

内容についていろいろと評価をされた最後近くで、

>冒頭で例に挙げた「ゴルディオスの結び目」は英雄が一刀両断するのではなく、様々な人々が集まり知恵を出し協力して解きほぐすというのが、新しい労働社会のかたちであり、目指すべきはステークホルダー民主主義というのがこの本の「コロラリー」ですね。

と、見事に拙著の結びの議論とつなげていただきました。

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