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2009年8月13日 (木)

リバタリアンには女性参政権が諸悪の根源

サイバーなリバタリアン氏をすら批判する真正リバタリアン氏が、「Freedonomics」(「フリードマン経済学」)を引用して、標記のような説を唱えています。

http://libertarian.seesaa.net/article/125628596.html(Democracy and Suffrage)

>この点、蔵さんの要約してくれているFreedonomicsに選挙システムの考察がかかれているところがあって大変興味深い。
これによれば、女性参政権を作ったことが社会に対して決定的な(破壊的な)意味があったということになる。
若干長いが、この部分をそのまま引用する。

>>女性参政権と政府の膨張

 19世紀にGDPの2-3%に過ぎなかった政府支出が、20世紀に急速に増えた理由は多くの人にとって謎だった。ルーズベルトによるニューディールがその原因であるといわれているが、政府支出は1920年代には急速に増大しており、ルーズベルトはその傾向を加速させたにすぎない。本当の理由は女性の参政権獲得にある。

 世論調査によれば、女性は男性とは異なった意見を持っている。

1980-2000年においては最大22%にもなる民主・共和党の支持格差がある。女性が投票しなかったとすれば、1968-2004年までのすべての大統領は共和党になったはずだ。・・・

>>女性参政権が政治の世界を大きく変えたのは、政府のサイズと税制だけではない。女性はより抑制的であるため、中流階層の女性によって、各種の規制法が作られることになったのだ。アメリカでの女性の政治的な活躍は1960年代からだとされているが、実は、それ以前からはるかに大きな影響を与えてきたのだ

>もし、リバタリアン社会が未来に生まれても、それが普通選挙で女性投票権をそのまま認めればまた社会民主主義的な大きな社会に舞い戻ってしまうことになる。もとよりリバタリアン社会に政府がなければ選挙もないのかもしれないが。

特にコメントの必要はないでしょう。

なるほど、リバタリアンの思想を素直にそのまま民主主義に適用すれば、自ずからこういうロジックになるのだろうな、と思われます。

おんなごときに参政権を与えたから、政府は無駄に大きくなり、税金は高くなり、規制は増えていく一方だ、というわけで、(価値判断を抜きにしていうと)ある面で真実を描き出しているのかも知れません。

(追記)

真正リバタリアン氏は、事実認識としてそうかも知れないと肯定していることと、価値判断としてそうあるべきだと主張していることの区別がつかないようです。蔵研也さん、同じリバタリアン同士のよしみで教えてあげた方がいいですよ。デアルとベキダは違うんだよ、と。

それとも、真正リバタリアン氏は、自分と同じ価値観、すなわち政府は何が何でも小さい方が(できれば無い方が)よく、税金は何が何でも低い方が(できれば無い方が)良く、規制は何が何でも少ない方が(できれば無い方が)良い、という価値観以外の価値観から、(仮に当該事実認識が正しいと仮定した場合における判断が)全く逆の判断がなされるかも知れないという想像力を働かすということもしないのでしょうか。

こんなことを、現代国語のアンチョコ本のように絵解きするのは、あまりにもつまらない所業なので気が進まないのですが、もちろんいうまでもなく、上の私の一節は、「おんなごときに参政権を与えた」おかげで、世の中がより福祉国家の方向に(すなわちリバタリアン氏が嫌うような方向に)進んで良かったね、という主旨なんですが、どこをどう「誤読」していただいたら下のような異形の台詞が湧いてくるものやら。

http://libertarian.seesaa.net/article/125715106.html

>私の誤読でなければ、どうもhamachanはこの部分に賛成らしい。(笑

それならhamachanもいっそうのこと、Labour系リバタリアンを自称してはどうか?
Libertarian(リバタリアン)ならぬLabourtarian(レバタリアン)というのもキャッチーかもしれない。w

一緒に女性参政権の廃絶に向けて共闘しようではないか。www

いやはや・・・・・・・・・・・・・・・・絶句

(再追記)

真正リバタリアン氏のいいわけがまったく意味不明なので、どなたか理解できる人がいれば説明してほしいところ。

>追記:その後書かれたhamachanの弁解によると、これは「デアルとベキダ」の違いなのだそうだ。

これは、つまり次のようなことだ。
デアル→ hamachan is shameless.
ベキダ→hamachan ought to know a shame.
私の記憶では蔵さんは、デアルの事実を客観的に見つめるべきだと書いているのであって、事実を無視してどうこうあるベキダという建前を押しつけるのは間違いだと書いていたように思う。
私もこれには賛成だ。やはり hamachan is shamelessというデアルを事実として冷徹に認め、hyamachan ought to know a shame とは言わないようにしよう。w
しかし、ベキダ派のhamachanは自らのあるベキ姿にむけて努力するベキダ。。とも言わないようにしよう

畢竟するところ、真正リバタリアン氏は、女性参政権ゆえに政府や規制が大きくなったのがけしからんから、女性から参政権を剥奪してリバタリアンな社会にす「ベキダ」といってるわけだし、わたしは、(仮に)女性参政権ゆえに政府や規制が大きくなった(のだとしたら)大変結構なことだから、世の中をリバタリアンな社会にしないためにも女性参政権を断固守る「ベキダ」、といっているわけで、訳の分からない例文でごまかせると思っているならば、真正リバタリアン氏こそが言葉の真正な意味で「shameless」というべきでしょう。

なにしろ、「一緒に女性参政権の廃絶に向けて共闘しようではないか」とまで、見当違いのshamelessな共闘申し入れをされてしまったものでね。そんなのと一緒にされては困りますから。

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コメント

”と結論されているが、これは因果関係ではなく、単なる相関関係でしかない可能性がある。”
 というわりには自分の主張に都合のいい”単なる相関関係”を”因果関係”であるように書いているように見えますが…リンク先
http://www.gifu.shotoku.ac.jp/kkura/Freedomnomics%20summery%20trans..pdf

”私が直感的に論理に穴だらけのトンデモ本だと判断したレビットの「やばい経済学」の間違いを論理的、実証的に的確に指摘している点もよい。(実際、レビットは経済学的思考が全然できていないようで、適当な統計処理結果に間違った判断を軽薄に行っているだけというかんじだ。これはまだ若すぎるためなのか馬鹿すぎるためなのか?)”
 
とても実証的とは思えないが…
(あと、”直感的”とか”だけというかんじ”っていうのもいささか…ネ)

いままでの経緯から、相手(hamachan)が反リバタリアンであることは重々承知の上であるはずなのに、相手のイデオロギーに則ったレトリックのせいで「いやあ、hamachannもリバタリアンに改宗して、一緒に女性参政権の廃絶に向けて共闘できる同志になったと思いました」などというつもりですかねえ。

日本語読解能力ゼロ?

追記にしばらく気がつきませんでした。


・別記の「読者として想定する○○新書を読むような層」とは違う理解力を持つ層と解釈して対処する必要があるんでしょうか

 かんで含めるようにギャグを解説しなきゃいけないのは一般論で「なんだかなぁ」と言われてますね。本ケースもそれに通じるものが…

老婆心ながら、hamachanの書かれるものには表現が屈折したり迂回的な皮肉が込められていることがけっこうあるので、頭が単純な者にとってはわかりにくいのです。みんながみんなhamachanほど怜悧で複雑な思考ができるわけではないので、できるだけ直截な表現をされたほうが混乱を招きにくいと思います。

>追記にしばらく気がつきませんでした。

スレに無関係ですが、私も結構こういうこと多いです。一週間以上経過してから「あ、追記がある」というのはもったいない気もします。

追記がついたら自動的にそのエントリが一番上に出てくるとか、そういう風になると読み逃しがなくなると思います(「追記」が結構おもしろいので)

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» hamachan the Labourtarian [Libertarianism@Japan]
先のポストにアクセスが多いと思ったら、またあのhamachanがリンクを張ってくれたようだ。w リバタリアンには女性参政権が諸悪の根源 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-def3.html なるほど、リバタリアンの思想を素直にそのまま民主主義に適用すれ..... [続きを読む]

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