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2009年8月21日 (金)

幸福実現党の応援団に福井秀夫氏

Lib_face_200909 幸福の科学の機関誌「ザ・リバティ」9月号に、例によって福井秀夫氏が登場しています。増田悦佐氏と浜田和幸氏も一緒のようです。

http://www.the-liberty.com/newest/index.html

>衆院選特集
政界三国志
貧乏自民×亡国民主×幸福実現

特集 貧乏自民×亡国民主

増税不況を許すな
◆インタビュー◆
 福井秀夫(政策研究大学院大学教授)
 増田悦佐(ジパング 経営企画室 シニアアナリスト)
 浜田和幸(国際未来科学研究所代表)

福井氏は、近年とみに規制緩和路線を撤回しつつあるように見える「貧乏自民」よりも「幸福実現」に期待しているということなんでしょうかね。

本ブログでも、福井氏と幸福の科学のつながりについては、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_8643.html(集団カルト経済学)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-a3f2.html(幸福実現党)

何回か触れてきましたが、正直いって、よくこの「党」(ていうか「諸派」ですけど)の応援団を買って出る勇気があるなあ、と。

この記事の中身については、

http://demosika.blog35.fc2.com/blog-entry-135.htmlミントの忙中閑あり

というブログに一部引用されていますので、幸福を実現する福井秀夫氏の政策をしばしじっくりと味わってみたいと思います。

>『医は算術』の考え方で医療はもっとよくなる

医療は市場主義になじまないという、変なテーゼが厚生労働省にありますが、これは誤りです。
株式会社は、資本主義の権化などではなく、資金調達の便宜と専門分業化を円滑に進めるための技術的な道具立てです。

医療は、サービス産業の中でも、お金も人手もかかる労働集約型産業の標本みたいな分野です。
多額のお金を調達し、高度な専門人材を集め、それを有機的に連携させるには、株式会社こそ、最も向いているのです。

医は仁術だから儲けてはいけないと言う人がいますが、実際には出た利益を医療法人の理事長とその身内で山分けする権益を守るために、そう言っていることも多いので要注意です。


株式会社にすれば、より患者本位の医療をするところに資金や人が集まるようになります。
さらに医療株式会社が上場すれば、コンプライアンスがしっかりするので、経理面でも運営面でも透明性が高くなります。
コスト削減に努めて経営体質もよくなります。


正面切って、「フェアな市場」にしてしまった方がいいのです。
株式会社にすると金持ちしか相手にしないという人もいますが、それですべての病院の経営が成り立つほど金持ちは多くいません。


むしろ、消費者(患者)に支持される内容と価格にするために切磋琢磨が始まって、安くて質の高い医療が実現するでしょう。

また高度な難病治療を行うところは、今より優秀な人材が集まり、さらに高額の所得を獲得できるはずです。

有権者が見分けなくてはならないのは、改革に反対するのは、農業や医療などの分野で既得権を持った人たちと、彼らと結託した政治勢力だということです。
彼らは少数なので結託しやすく、政治勢力になりやすいのです。

こうした特定の利益集団の影響を受けないようにする必要があります。

一方、医療サービスの向上で利益を得る人、安全でおいしい農作物の受益者は広く全国にいますが、そういう人たちは業界団体がないので、政治勢力にはなりにくいのです。

こうした消費者の利益を守るのはどのような政策なのか。
有権者はそこに目を向けなければなりません。

なるほどね。

ただ、いまのアメリカの政策論争を見れば分かるように、医療制度の本質的問題は医療保険で平等な医療を保障するか、金のある人だけが医療を購入できる社会にするか、という点であるので、医療機関それ自体が医療法人か株式会社かというところにあるわけではありません。株式会社だろうが何だろうが、公的医療保険のもとで保険医療だけをしている限り、別段「金持ちしか相手にしない」ことに合理性はありません。実際、私は株式会社病院を認めないいまの政策に合理性があるとも思えません。

しかし、福井氏の言いたいことはそんなところではもちろん無いのでしょう。公的医療保険のもとでは医療価格は公定制ですから、「消費者(患者)に支持される内容と価格にするために切磋琢磨が始まって、安くて質の高い医療が実現するでしょう」という言い方からすると、病院が自由に価格設定できる自由医療制を前提に語っているように見えます。

福井氏は、もっと率直に、公的医療保険なんていう社会主義経済はやめてしまえと主張すべきでしょう。「シッコ」の世界こそが理想の世界だとはっきり言うべきではないでしょうかね。それで国民がついてくるかどうかは別ですが。

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コメント

そう言えば、リバティの増刊号で福井氏が実現党のマニフェストをベタ褒めでしたな。
http://xurl.jp/zp4a
http://miyamoto-haruki.hr-party.jp/2009/08/post-12.html
「まず雇用労働では、自民党、民主党に共通するのが、日雇派遣廃止などかえって失業を増やしかねない規制色の強い雇用政策。幸福実現党が、参入規制撤廃などの産業活力による雇用政策を提唱するのと好対照」だとか。

"シッコ”については批判もありますけどね。
もしアメリカの保険会社が本当にああいう感じなら誰も入らないはずだ、だから極端なケースを上げているだけだ、という話ですね。

公的医療保険が存在しない国で、民間医療保険に「誰も入らない」ということはありえないでしょう。
極端であろうがあるまいが、民間医療保険に入る以外に病気になったときの保障がない社会で、「本当にああいう感じなら誰も入らないはずだ」などとのんきな評論をしているその「批判」なるものに興味があります。

>公的医療保険が存在しない国で、民間医療保険に「誰も入らない」ということはありえないでしょう。極端であろうがあるまいが、民間医療保険に入る以外に病気になったときの保障がない社会で、「本当にああいう感じなら誰も入らないはずだ」などとのんきな評論をしているその「批判」なるものに興味があります。

「シッコ」を観ていないのですが、オバマさんは苦闘してますね。何も考えないで発言すれば「社会保障はしっかりしていたほうがいい。全国民を強制的に入れる公的医療保険制度を作るべきだ。そうすれば貧困層も病院に通えるようになる」となるのですが、

逆に日本の国保(が抱える問題)を見ていると

「国保があったほうが本当にいいと断言できるのか?」

と国保の費用VS効果(利便)について考えてしまいます。おそらく今、公的医療保険に反対している米国人は「税金が高くなるから嫌だ」とかそのレベルで反対しているのだろうと思いますが、長期的に見ると公的医療保険制度を導入する場合は、よほど法律を整備して導入しないと、医療そのものが多くの矛盾を抱えるようになるし、金の流れが政治と結びつくと、どんどん医師が「楽して稼げるような」法律・政策ばかり作って、それを弱者(患者側)に押し付けてくるようになります。

「医師会、「自民9割」献金見直し…民主軸に?」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090903-OYT1T00074.htm
「自民党ベッタリの日医の意見を、政策に反映させることは政党の信義としてあり得ない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090925/stt0909251939013-n1.htm

福井に続いて、小嶌典明も「ザ・リバティ」に登場したそうで。

福井といい小嶌といい、兎に角社会的規制まで全部潰して企業のやりたいようにやれって論者ばかり登場させる宗教団体って・・・・・ひょっとして、そうして格差が広がれば「お客様」たる信者が増えてウマーなのかも(なのかー!?!?

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