「charisの美学日誌」さんの書評
「charisの美学日誌」さんに書評を頂きました。
http://d.hatena.ne.jp/charis/20090804
charisさんにもわたくしの意のあるところを的確に整理ご紹介いただいており、感謝に堪えません。
これは「その(1)」だそうで、「次回は、各論をもう少し具体的にみていきたい。(続く)」とされております。まな板の上で期待しております。
(やや先回り的に)
charisさんから
>さまざまな論点のうち、「大学はアカデミズムに偏向しており、もっと職業学校化すべし」という著者の主張は、形而上学が専門の哲学教師である私には頭の痛い問題であるが、この点も最後に考えてみたい。
と予告されている点につきまして、
これは、わたくしがあえてヒール役を演じているわけでして、なぜそんなことをするのかというと、職業レリバンス論の論理的帰結は、妙にベビーフェイスぶるのではなく、きちんと示すべきだと思っているからです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_c7cd.html(哲学・文学の職業レリバンス)
ちなみに、私自身はこうも思っています。
>好きで好きでたまらないからやらずには居られないという人間以外の人間が哲学なんぞをやっていいはずがない。「職業レリバンス」なんて糞食らえ、俺は私は世界の真理を究めたいんだという人間が哲学をやらずに誰がやるんですか、「職業レリバンス」論ごときの及ぶ範囲ではないのです。
もう3年以上も前のエントリですが。
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