政治ではなく、組合から組み立て直すべき-荻野進介さんの書評
日経ビジネスオンラインのNBO新書レビューで、荻野進介さんが拙著を取り上げていただいています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090825/203259/
荻野さんは、リクルートの「Works」で「三種の神器を統べるもの」を喋ったときのインタビュワでもあり、メンバーシップのところはにやにやしながら読まれたと思います。
http://homepage3.nifty.com/hamachan/recruitworksjingi.html
標題にもなっている集団的労使関係のところに着目していただいているのは私としては嬉しいところです。
>こうした改革をどう進めていくべきか。著者は、賃金や労働条件のあり方は誰かが上から現場に押し付けるのではなく、労使がきちんと話し合って決めるのが筋、という立場を取る。
その舞台は労働組合であるべきだが、困ったことに日本の企業別組合は正社員のみに加入資格がある。これを改め、正社員と非正規労働者を包括する公正な労働者代表組織としての組合を再構築すべきだと著者は説く。・・・・・
>そう、非正規労働者でも結婚して子供を育てられ、正社員でも働き過ぎにならない社会を作るために、組合のあり方から考え直す著者の主張を実現するにはやはり政治の力が不可欠だ。来たる衆院選、国民はどんな選択をするだろうか。
というふうに、最後は見事に締めくくっていただいています。
« 労務屋さんの書評から | トップページ | 拙著書評リンク集 »
コメント