鷲尾悦也『共助システムの構築』明石書店
本日、鷲尾悦也元連合会長の旭日大綬章叙勲を祝う会がありました。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-4256.html(春の叙勲労働編)
こういう会合では、帰る際におみやげを渡してくれるのですが、鷲尾さんのおみやげはなんとご自身の著書でした。『共助システムの構築-新たなる公共性の創造』。版元は、私も何かとおつきあいのある明石書店。腰巻きの文句は、「<格差と貧困>の時代から<社会連帯>の未来へ」「社会保障再生のためのグランドデザインを描く」です。
まだ明石書店のHPには載っていないので、コピペできないのですが、第1章が「公共性とは何か」と大きく広げ、以下租税、社会保障、社会保険、公的年金、医療保障ときて、最後が「共助システムの担い手」と題して、「共同体の再構築」「新たな中間集団としての協同組合」「ILO・国連の協同組合政策」となっています。
連合会長を辞められてからここ10年ほど全労済関係のお仕事をしてこられたので、どうしても話が社会保障関係に近づくのは当然なのでしょうが、できれば骨太の労働論などものしていただければよかったなあ、などと思ったりもします。
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