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2009年7月11日 (土)

人材派遣協会の署名活動

財団法人日本人材派遣協会が、「派遣労働を守るための署名活動」に乗り出しています。

http://www.jassa.jp/syomei/index1.jsp

>みんなで【派遣という働き方】を守りましょう!あなたの署名が、大きな力になります。

派遣労働を守るための署名活動にご協力をお願いします!

>労働者派遣は、フレキシブルでかつワークライフバランスを保つ選択的な働き方です。事実、労働者派遣は、約130万人の雇用を生み出しました。その一方で、今回の不況により多くの方が人員削減の対象となり、仕事を失ったのも事実です。しかし、それでもなお、約100万人の方が今も派遣で働き、仕事を求めて登録に来られます。これだけ多くの方が必要としている派遣という働き方を守って行きたいと考えています。
社団法人 日本人材派遣協会は労働者の雇用を喪失させ、経済活動の停滞を招くような規制強化に対し反対していきます。
是非、派遣スタッフ、派遣先、派遣元、あらゆる皆さんのご賛同の署名をいただきたいと思います。

うーーん、正直いって、いまの派遣労働がそのまま「フレキシブルでかつワークライフバランスを保つ選択的な働き方」になっているかというと、必ずしもそうとは言えないと思います。ただ、政府案にもある日雇い派遣の禁止とか、野党法案の製造業派遣の禁止やら登録型派遣の禁止やらといった労働者保護をほったからして事業禁止のみを指向する愚劣な法政策が批判されるべきであるということは、本ブログでも繰り返し述べてきたところです。

いまのやり方は、頭痛がするから何とかしてくれと駆け込んできた患者に、アホな医者が腹を切って胃を取り出さないといけないとメスを振り回しているようなところがあって、胃を切らせるな、という人材派遣協会の主張にはまことに賛成できるのですが、では頭痛をどうするのかという処方箋がないという問題もこれあるわけです。

(世の中には頭痛であろうが腹痛であろうが、一切医療などという介入は許されない、「神の見えざる手」によって、人間の身体は常に最適状態にあるはずだから、すべて自然にゆだねよ、というなにやら新左翼好みのオルタナ系っぽい市場原理主義者もいるので、これはこれで困ったものですが、まあそれは別の話として)

まあ、総選挙が近づく中で、野党法案がほんとに通ってしまう可能性が高まってきたという判断がこの署名運動の背後にあるのでしょうね。

でも、本当に大事なのは、与党にせよ野党にせよ、政治家の方々に、大事なのは頭痛を治す薬を調合することであって、悪くもない胃を切除することではないときちんと説明することでしょう。

(「運動」と「活動」のニュアンスの違いなど何も考えずに標題をつけたので、人材派遣協会の使ってる言葉通り、「署名活動」に修正しました。

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