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« 「身体を張る」ということ | トップページ | 鷲尾悦也『共助システムの構築』明石書店 »

2009年7月15日 (水)

ホリエモン氏によれば最低賃金を上げれば働く意欲がなくなるんだそうな

ホリエモン氏のたまわく、

http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10298690710.html(民主「最低賃金千円」、マニフェストに明記へ)

>隔世の感がありますな。私がライブドアの起業のきっかけとなった、コンピュータ会社でのアルバイトの最初の時給が900円でした。なんだか、最低賃金がどんどん高くなって生活保護支給金も高くなったら、がんばって働いて生活水準を上げていこうとかそういうモチベーションは、なくなるんじゃないのかなあ。

それが目標なのかもしれないけどさ。既に「生きられる」というレベルじゃなく、大してきつい労働しなくとも、努力しなくとも「豊かな」生活が送れるというレベルに設定すると、「上」は目指さなくなる人が沢山出てくる気がするね。いい意味でのハングリー精神というのかな。

そういう社会がどうなっていくだろうか?
ぬくぬくと、ゆとり社会?
そういう社会って停滞していく気がする。あんまり底上げしすぎるのもどうかな、と思うよ。

いやまあ、最賃1000円というのは、今すぐという話としてはいささか無茶ですが、それは中小零細企業の支払い能力との関係で漸進的に行かなければいけないというリアリズムな話であって、最低賃金を上げれば上げるほど働く意欲がなくなるなんてトンデモ理論を振り回すおっさんがいるとは思わなかったですね。

ホリエモン氏にとっては、働かないで生活保護で生活する方が豊かな生活ができて、フルタイム精一杯働いても生活保護の水準にも達しないという現状の方が、働く人の方が働かない人よりもたくさん稼げる社会よりも、人々の働く意欲をかき立てるんだそうです。なんと倒錯した素晴らしき世界でしょうか。

こういうのを見ると、ホリエモン氏が国会議員になってなくってよかったなあ、と本当に思いますね。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009071401000772.html(12都道府県で生活保護が高額に 千葉なども最賃を逆転)

>北海道や神奈川県など全国12都道府県で、最低賃金が生活保護の水準を下回る逆転現象が起きていることが14日、厚生労働省の調べで分かった。昨年秋に実施した2008年度の最低賃金改定後、逆転は9都道府県だったが、生活保護などの最新データを使い調査した結果、青森、秋田、千葉の3県が加わった。

 中央最低賃金審議会(厚労相の諮問機関)で09年度の最低賃金改定額の目安を協議中で、どの程度解消されるかが焦点。政府は7月中に引き上げ額の目安を提示することを目指すが、労使対立が激しく、協議難航は必至だ。

 逆転現象は、厚労省が同審議会の小委員会に提出した資料で判明。同省が08年度改定後の地域別最低賃金と、07年度の生活保護水準を比べた。

 最も差が大きいのは神奈川県で、逆転解消には最低賃金を時給で66円引き上げることが必要。必要額は東京都60円、北海道47円、大阪府26円と続く。

 青森、秋田、千葉の3県は08年度改定でいったん逆転を解消したものの、最新データでは最低賃金が生活保護を下回った。是正に必要な額は青森県9円、千葉県5円、秋田県3円。

(追記)

山崎元氏もやはり、自分ではミクロ未満のケーザイ理論を振り回しているつもりで、現代世界のまともな雇用戦略から置いてけぼりを食らっていることに気がついていないようです。

http://diamond.jp/series/yamazaki/10088/(民主党の労働政策がはらむ大きな危険)

はじめに断っておきますと、確かに民主党の労働政策の中には製造業派遣や登録型派遣の禁止などという本当に批判しなければならないものも含まれていますので、その点はこの標題は正しいのですが、山崎氏の主眼は最低賃金1000円がけしからんというところにあるようです。

上でも書いたように、今すぐいきなり1000円になどできないのは分かり切ったことですが、しかし働かないよりも働く方が得になるようにするというのがどの国でもまともな考え方をする人の共通理解であって、最低賃金を目の敵にしてベーシックインカムを賞賛しまくるホリエモンとか山崎元とかいう人々が未だに一部でもてはやされる日本というのも不思議な社会としか言いようがありませんね。

(追記)

うーーん、こういう人だったんだ。あんまり正面からまじめに論じてしまって自分が馬鹿みたい。

http://www.zakzak.co.jp/gei/200907/g2009071621_all.html(ホリエモンついにAV界へ…まずはヌード撮影に挑戦 )

(再追記)

はてぶで、こういう正しい批判を受けました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-46db.html

> bluefield ホリエモンの発言は酷いけど、AVの仕事をしたからって理由で全否定してしまうのも酷いんじゃないですかね。

全くその通りです。これでは、AV女優が何かまっとうなことを言っても、AV女優だからという理由で否定していいことになります。ホリエモンに対する憤懣が変な形で出てしまったようで、赤面の至りです。撤回したいと思いますが、誰かさんみたいにこっそりと書き換えたりせずに、きちんと反省の意を表しておきます。

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コメント

>>こういうのを見ると、ホリエモン氏が国会議員になってなくってよかったなあ、と本当に思いますね。

同意です

>もてはやされる

もてはやされてないと思います。それに評論家の言うことをいちいち相手にするのもどうかと思いますよ・。

時給680円で客の残り物に手を出して飢えをしのいだ極貧生活経験者として、耳として疑います。
結論としては、この期に及んでなお自己努力ですべての努力が解決されるという努力万能史観=悪質なスポコン思想が日本ではまだ幅を利かせてるという事でしょうか。
心身ボロボロになって妻子残して失踪、はたまた金銭的に行き詰まり職場の金に手を出し道を誤ったケース知る者として、ホリエモン氏の現状認識力に疑問を感じます。
同じ賃金に対する話ですが、ソフトバンクの孫正義氏がサンプロで古代の兵士の賃金が「塩」と「銀」で渡された事を引き合いに出して、日本においては「塩」を渡して、「銀」を渡す事がおろそかになっていると語っていてた事があります。
ソフトバンクの賃金や雇用実態がどうなのか?は別にして私は孫氏の言ってる事の方が人として賛同出来るなと思った次第です。

ホリエモン氏によれば最低賃金を上げれば働く意欲がなくなるんだそうな


ならば

ホリエモン氏の賃金を下げれば働く意欲がモリモリかな?

> 働いている人にも部分的な生活保護があることは悪くない。

無視してないか…?これは、第何法則?

いろいろな名前で投稿されるのは、(わたしには判りますからいいですが)他の読者の方々にはいささか誠実さに問題がありませんか、「とね」さん、あるいは「ねる」さん、あるいは「てん」さん。

それはともかく、フルタイムで働いても生活保護を下回る賃金だけでは食えないので生活保護で補填するということは、制度的には予定されているものですが、「就労による生活保護からの脱却」という目標がそもそもあり得なくなり、こんなに目一杯働いても生活保護に頼らざるを得ないのなら、いっそまったく働かずに生活保護をもらった方がいいという「合理的」な行動を誘発する可能性があります。

そういうあり方が望ましいと思うか、望ましくないと思うかというのが問題の本質なのであって、そこをごまかして妙に絡んでみても生産的ではなかろうと思われます。

ある程度インフレ誘導して
最低賃金を漸次的に上げていくなら同意なんですけど
3年を目処に今700円の最低賃金平均を1000円にするのだから漸次的ではなく
毎年100円上げのハイペースです。

3年で30%上昇は危なくないですか?

http://www.j-cast.com/2009/07/14045301.html
民主党は、マニフェスト(政権公約)に、3年をめどに最低賃金を全国平均で時給1000円に引き上げることを盛り込んだ。

最低賃金の見本として引き合いに出されるフランスでは在学期間の長期化が社会問題化し、その上就労するようになっても労働意欲が低いことが良く知られますが

>最低賃金を上げれば上げるほど働く意欲がなくなるなんてトンデモ理論を
>振り回すおっさんがいるとは思わなかったですね。

とする具体的な根拠はありますか?

最低賃金を上げなくても「働かないよりも働く方が得になる」制度はつくれると思うのですが・・・。私には実現が可能だとはとても思えませんが、ベーシックインカムないし負の所得税も、働いた方が得にはなっているわけですし。

結局のところ、最低賃金を上げるべきか下げるべきかの話は、高い最低賃金×高い失業率 or 低い最低賃金×低い失業率 のどちらを選びますか、という点に落ち着くのではないでしょうか?

個人的には、欧米諸国に比べた日本の平均的な労働環境・待遇の悪さは、大企業に比べて生産性の著しく低い個人営業/小規模企業が欧米に比べて多すぎることが原因の1つだと思っているので、最低賃金をジワジワと上げることで、ジワジワと個人営業/小規模企業を市場から退出させることは中長期的な観点からみて好ましいと思っています。

ただ、hamachan先生は違うと思いますが、最低賃金を上げるべきだと主張している人々の多く(特に共産党とか左翼系の人々)は、大企業は悪/零細企業が正義という実態と著しく異なる価値観の持ち主が多いので、経過措置をはるかに上回る小規模企業に対する補助金が出そうで、ちょっと心配です。

> 生活保護に頼らざるを得ないのなら、いっそまったく働かずに生活保護をもらった方がいい

もちろん、そういう効果は必ず(今の制度でも)あるものですが

「働いたときの賃金+生活保護」>「働いてないときの生活保護」

という関係は予定されていると思う。「負の所得税」。そもそも累進所得税からして、そういう効果がある訳です。結局、濱口先生は、「皆が同程度に働く社会が望ましい」というのが根本にあるんじゃないでしょうか。(どういう基準で同程度か、なかなか難しいところではありますが。)それは結局のところ、多くの勤労者と少数の無業者という「線引き」を齎すものだと思います。一方で、それよりも「沢山働いている人もいれば、少ししか働いていない人もいる、中間的な人が多いけど。」という方向性がいい、という考えもあると思う。

ハングリー精神・・・
この言葉を聞いて、まっ先に思い出すのは、
「あしたのジョー」 に出てくる金竜飛との東洋チャンピオン戦です。

※ 自らの意志で、ハングリーになることを選んだ力石徹
http://homepage3.nifty.com/Greenlily/papa17.htm

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

「待てよ。 金竜飛は食えなかったんだ。
それに比べ、力石の場合は、自分の意志で、『飲まなかった』『食わなかった』!
あの死んだ力石徹も飢え渇いていたんだ!」

「自ら進んで地獄を克服した男がいたんだ。
お前に負けたとあっちゃ、力石に申し訳がたたねえんだよ!」

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

わけわからんコメント連発やなー

生活保護法第1条
「この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」

とあります。
現状の最低賃金では、この最低限度の生活すらできない労働賃金であるということです。
つまり、最低賃金で働いても生活保護法にいう自立が出来ない、最低限度の生活ができない、これでいいのかどうか、ということです。

なお、最低生活費は、一般世帯の消費額の約6割~7割程度に設定されていたはずです。

(生活保護基準では、就労収入がある場合、その収入をまるごと保護基準である最低生活費からさっぴきません。
最低生活費-(就労収入-基礎控除額)=保護費となります。)

もともと、ここでネタになってる「記事」が生活保護という言葉を、今の法律に基づいて使っているか、分からない訳で。もと記事が「法律を変えずに実行できる政策として提案している」なら、話は別ですが。結局、法律家と一般人のコミュニケーションの齟齬の問題だったりして

>わけわからんコメント連発やな
反論のしようもありません。(陳謝)
NSR初心者さんの言ってる「最低限度の生活すら出来ない労働賃金での生活」を私は経験してます。
当時は生活保護という選択が出来ることすらわからず、絶望に苛まれながらも頑張っていた事が思い出されます。
私の場合、親族に助けを求めて何とか脱出出来たのですが、私は単に運が良かっただけで下支えも無く滑り台から落ちるが如く転落した何人も見ました。
雇用機会があるだけまだマシだ、わがまま言うなという意見も世間にはあるようですが、私から言わせると生活すらままならない賃金で仕事をするなら、正に「働いたら負け」な状況に陥ります。
かつての私もそうでしたが、それは本人にも社会にも何の利益ももたらしません。
それと御時世がらか、なにか政局問題に結び付ける向きもあるようですが、今望むのは雇用保健や就労機会を得るための機会や教育を速やかに受けられる言わば「マットを兼ねたトランポリン」が欲しいのです。
これについては、麻生総理が提唱した「安心実現社会」の実現の一環として一定の成果があったのは承知していますが、私としてはさらなる強化を望むところです。
仮に政権交代となったとしても、社会保障も含めた雇用のセイフティネットの拡充は図られるべきです。
政治がどうなるにせよ、労働に似合った対価を得つつ日々の生活を当たり前のように過ごせる日々を一人でも多くの方が過ごせる日々が来る事をただただ望んでいるのです。

> 大してきつい労働しなくとも、努力しなくとも「豊かな」生活が送れるというレベルに設定すると、

ホリエモンの念頭にあるのは、最低時給が3000円の世界のようです。

働いたほうが特になるように生活保護を劇的に下げましょう。
そして一部の特定勢力だけではなく幅広く生活保護を支給するようにしましょう。
最低時給1000円とかアホ丸出しの政策よりはこちらのほうがまともでしょう。

こんにちは。

堀江氏の発言は最低賃金制度についての反対ではなく、1000円という金額についてのようです。つまり、堀江氏は時給1000円で豊かな生活が送れると認識しているところがツッコミどころでしょうね。

それはそうと、この問題の本質は「誰が悪いか?」という犯人捜しになると思います。

「最低すれすれの賃金しか支払わ(え)ない企業が悪い、そんな企業は社会にとっては有害だ」という発想に立てば、今回のように最低賃金を上げる話になります。この場合は企業が負担を強いられます。

「企業は悪くない(=企業は従業員の生活まで責任を持たなくて良い)という発想に立てば、公的なセーフティネットの出番であり、じゃあもっと生活保護を充実しましょうとか、ベーシックインカムの出番ですね、といった話になります。この立場に立つならば、財源が必要であり、そのための増税も止む無しとなるでしょう。この場合は、国民が負担を強いられます。

でも、ネットで見かける意見はこのどちらでもないんですよね。結局、現状維持。これって、「そんな低賃金な仕事しか選べない本人が悪い」とか、「低賃金でも雇われるだけマシ」という自己責任論になります。この場合は、本人が負担を強いられます。

アルバイトやパートの賃金にまで適用する必要があるかどうかは微妙ですが(でも適用除外すると抜け道になりそうですが...)、実務のほとんどがパート・アルバイトで成り立っているスーパーやコンビニやファストフード業界に対して、これでよいのかと違和感を感じたりします。

こんにちは。
ベーシック・インカムについて、
これは福祉なのか?
財源は?
という2つの点で、とても重要だと思われる記述の紹介をさせて下さい。

1.クリフォード・ヒュー・ダグラスの 『社会信用論』 に立脚した
BIの考え方

◆ ベーシック・インカムは福祉なのか~ BIメールニュースNo.003
http://archive.mag2.com/0000292484/20090704201328000.html

◆ 関曠野さんの講演とQ&A
http://bijp.net/sc/article/79
http://bijp.net/sc/article/27

2.ゲッツ・W. ヴェルナーの考え方

◆ ベーシック・インカム~ 消費税が50%になったら
http://blogs.itmedia.co.jp/techneco/2008/11/post-2b6c.html

インタビュアー:

しかし、馬鹿を見るのは ─いつもそうであるように─ 低所得者ではありませんか。
貧乏人は相対的にもっとも多く税を支払うことになります。

ヴェルナー:

いいえ。
ここで注目していただきたい点は、まず第一に、付加価値税 (日本の消費税に相当) は社会的な観点から設定できること。
第二に、商品は高くならないことです。
たとえば、メガネの価格が100ユーロだとしましょう。
そのうち16ユーロが付加価値税で、84ユーロが商品の価格です。
この84ユーロには、34ユーロ分の他の税金がすでに隠されており、実際の商品価値は50ユーロなのです。
したがって、50パーセントの付加価値税を導入するというのは、商品価格に含まれる税の割合をはっきりと明示することにほかなりません。
私は、付加価値税を一挙に50%に上げるべきだとは言いません。それには数年かかるでしょう。

◆ その他の関連記事 (ページ下に関連記事があります)

・【ベーシック・インカム】私たちは変われるのか。
http://blogs.itmedia.co.jp/techneco/2008/11/post-b9e2.html

働いても生活保護の方が稼げるなら
みんなが働かなくなるのはわかるけど、
働かなくなったあとに贅沢したくて勉強するでしょ。
そしたら能力のある人間が増えて経済発展する、その方が国の生産性が上がるってことじゃないの。
最低賃金上げたらみんな勉強せずに能力もないままで働くじゃないか。
わざわざホリエモン氏がかぎかっこまでつけて
>「上」は目指さなくなる人が沢山出てくる気がするね。
って書いてる文章まで引用しておいて。

はぁ・・・
古いのに
わざとらしいタイトルにつられた

2年近く前の記事でなんですが・・・

こんなことを言っていた堀江氏もモヒカンになり今は塀の中。

低賃金でキリキリ懲役をしてなさい。

弱者叩きの因果応報とはこの事。

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