フォト
2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 働くルール作り足踏み | トップページ | 苅谷剛彦『教育と平等』 »

2009年7月 5日 (日)

『POSSE』第4号

Hyoshi04 まだ発行はされていないようで、私のところにもきていませんが、ホームページ上ではすでに詳しい内容紹介がアップされているようなので、ややフライング気味ですが、こちらでも紹介しておきます。

http://www.npoposse.jp/magazine/no4.html

【特集1】労働組合の新時代

◆「労働組合が社会をつくる ―市民社会からグローバル化へ―」
田端博邦(東京大学名誉教授)
◆「大失業時代における労働組合のヘゲモニー戦略」
木下武男(昭和女子大学教授)
◆座談会「立ち上がる新世代の若者ユニオン ―最前線の現場から―」
河添誠(首都圏青年ユニオン)×菅野存(東京東部労組)
○全国に広がるコミュニティユニオンの活躍
   ◆1:「前例がないからやるんだ! ~コミュニティユニオン30年の闘い~」
 高井晃(東京ユニオン)
 ◆2:ルポ「山形・福岡で広がるユニオン ~相談とネットワークが地方の運動をつくる~」
 梁英聖(ライター)
◆「なぜ外国人労働者のユニオンが成功したのか ―文化の壁と不安定性を超えて―」
ウラノ・エジソン(上智大学講師)
◆「使い捨て」正当化の法的根拠をめぐって―ユニオンの期間工裁判の歴史的意義―」
今野晴貴(NPO法人POSSE)
◆「労働組合の歴史と役割がわかるミニブックガイド」
本誌編集部
◆コラム「ユニオンのここがすごい!」
本誌編集部

【特集2】「格差論壇」の座標軸

○特別企画 「格差論壇」MAPのゆくえ
 ◆「「格差論壇」MAPとは何なのか」
  木下武男(昭和女子大学教授)
 ◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たか①」
  五十嵐仁(法政大学大原社会問題研究所教授)
 ◆「私は「格差論壇」MAPをどう見たか②」
  濱口桂一郎(独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員)
◆座談会「「ニート論壇」って言うな! ~「セカイ系」化する論壇か、論客の「精神の貧困」か~」
杉田俊介(有限責任事業組合フリーターズフリー)×増山麗奈(超左翼マガジン『ロスジェネ』編集委員)×後藤和智(『おまえが若者を語るな!』著者)
◆「「やりがい」は間違っちゃいない! ―若者の力を生かすセーフティネット論―」
阿部真大(甲南大学講師)

◆「金融危機後の雇用対策はなぜ問題なのか」
本誌編集部
◆「労働と思想④ サルトル ―ストライキは無理くない!―」
永野潤(大学非常勤講師)
◆書評 今野晴貴『マジで使える労働法』

先日ちょびっと予告したように、この特集2の「格差論壇の座標軸」ではわたしも登場しています。

これについては、同じPOSSEのブログで詳しい予告が書かれていますので、それをそのまま引用しておきますね。

http://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/5c4a8ed976fc659a41d7a17400c45180

>若者の格差をめぐる言説はここ数年で非常に大きな盛り上がりを見せている。
しかし、なかには格差を「消費」するだけのメディアや言説も少なくはない。
また、一見格差を是正するとみせかけて、貧困を生み出してきた構造やその転換の必要性から眼をそらすような議論や政策も出されている。
さらには、自己満足の言説に陥り、若者にとどかない、あるいは社会を現実的に変えることのできない抽象論・理想論になっているとの批判もある。

もちろん、格差への批判そのものは今後もますます強まっていくだろう。
しかし、だからこそ、いま立ち止まり、この論壇を見渡す必要があるのではないか。 
格差社会をどのようなシステムに変えていくのか。
そしてそのヴィジョンを実現するためには、どうやって社会の構造へ、そして 「当事者」へとはたらきかけていけばいいのか?

今回の文化特集のテーマは、格差をめぐる「論壇」そのものである。

本特集の目玉のは二つ、「格差論壇」MAPのゆくえ」座談会「「ニート論壇」って言うな! ~「セカイ系化」する論壇か、論客の「精神の貧困」か」です。

「「格差論壇」MAPのゆくえ」では、格差論壇を政策の観点から4つの象限に分類するという木下武男さん考案の「「格差論壇」MAP」をもとに、

五十嵐仁さん
(ブログ
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/

濱口桂一郎さん
(ブログ
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/

のお二方に登場していただき、それぞれの分析を披露していただいています。

さて、本誌4号に掲載している「格差論壇」MAPですが、問題提起として本ブログでもご紹介致します。(図参照)
今後「格差論壇」で政策を語るうえで、外すことの出来ない図になるのではないでしょうか。

Ef409dd006967b9a147c14ff5ab2eb82_4   この図は、以下の2つの座標軸で構成されており、
縦軸にジョブ派―年功派、
横軸に規制緩和派―規制強化派(第一象限側に国家・ユニオン、第四象限側に慣行・社会的規範)があります。

そして以下の4つの象限、
第一象限が福祉国家派、
第二象限がジョブ型競争社会派、
第三象限が「構造改革」派、
第四象限が既存労組・諸政党となっています。

この木下マトリクスをもとに「格差論壇」をマッピングしていきます。
いったいどんな論点が提起されているのか。
ここでは、それぞれのインタビューの見出しをご紹介します。

■「「格差論壇」MAPとは何なのか」
木下武男(昭和女子大学教授)


・戦略としての動態的MAPへ
・濱口ブログと「派遣村」 ~マトリクスをつくった契機~
・全く違う福祉国家論 ~第1象限と第4象限の差異~
・非正社員は日本型雇用に戻せない ~既存労組の可能性~


■「私は「格差論壇」MAPをどう見たか①」
五十嵐仁(法政大学大原社会問題研究所)


・「格差論壇」の転換と議論の交通整理 ~論壇MAPの意義~
・日本的経営の打破をめざして規制緩和を支持した旧左派の一部
・誰が敵で、誰を味方につけるのか ~戦略としてのマッピングの意味~
・ジョブよりも「メンバーシップ」 ~「就職」対「入社」~
・中谷巌は「懺悔の値打ちもない」
・日本型雇用は必ずしも全否定されるものではない ~ステークホルダー論として~
・「派遣村」以降の政策案をどう評価するか


■「私は「格差論壇」MAPをどう見たか②」
濱口桂一郎(独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)統括研究員)


・視覚的わかりやすさ ~木下マトリクスの意義~
・国家の規制とユニオンの規制は違う
・社会運動による国家規制か、ポピュリズムの危険性か
・職場を基盤にしたシステムを
・再分配する国家≒ジョブ派、再分配しない国家≒年功派
・日本のジョブ型と既存労組は再分配をしない
・「新時代の日本的経営」・「構造改革」派こそ隠れ年功派
・八代尚弘は福祉国家派か? ~ジョブ派の論客図~
・濱口桂一郎の位置づけ ~「理念」と「短期戦略」の軸~
・「ロスジェネ論壇」の座標軸 ~「叫び型」の問題提起~
・自覚的に年功派を選んだ日経連
・企業別組合をどこに入れるのか ~木下マトリクス最大の「問題点」~


ぜひご覧下さい

« 働くルール作り足踏み | トップページ | 苅谷剛彦『教育と平等』 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『POSSE』第4号:

« 働くルール作り足踏み | トップページ | 苅谷剛彦『教育と平等』 »