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2009年6月12日 (金)

UIゼンセン二宮誠氏の派遣論

200906 『人材ビジネス』6月号で、UIゼンセン同盟東京都支部長の二宮誠氏が「非正規社員は「物」ではない 正規の無関心が招いた「派遣切り」」というインタビュー記事に登場しています。

http://www.jinzai-business.net/gjb_details200906.html

私の考えと大変近いので、引用しておきます。

>現在、製造業派遣や登録型派遣を禁止し、専門的業務の派遣に限定すべきだという意見があります。しかし、賃金や雇用保険などのセーフティネットさえきちんと整備しておけば、製造業務だろうと登録型だろうと。どんな働き方でも問題はないと私は思っています。

日雇い派遣も同じで、企業と労働者の双方にニーズがあるのです。・・・・・・

>専門的業務についてですが、政令26業務の中にはOA機器操作やファイリングなど、専門技術が必要とはいえない業務もあります。ですから、専門的とそうでない業務に分けて考えるのはナンセンスです。・・・

>連合は登録型と製造派遣の禁止を主張しています。マスコミや世論に押されてしまった部分もあるのでしょう。労働運動というのは、本来、世論を作る立場であるはずが、どこで間違ったのか、世論に動かされてしまっている。

連合自体が大企業の正規社員で構成されているので、どうしても正規社員の発想になってしまう。・・・

日本のサラリーマンは「就職」するのではなく「就社」するといった方が近いと思います。これがもし「就職」であれば、同じ職業の者同士で守り合うこともできますが「就社」ですから、会社での縦社会に組合がどっぷりつかってしまっている。

その中で、自分たちの権益を守ろうとしますから、労働者の二重構造、三重構造を作り上げ、正規社員だけ守ろうとすることにつながります。・・・

ですから、派遣切りのような問題が起きても、親身になって何とかしてやろうとしない。自分の会社に派遣スタッフが何人来ているか、派遣なのか請負なのかすら知らない組合員も多い。だから「派遣反対」などと簡単に言えるのでしょう。

労働組合には本来、そこで働いている人はみんな仲間であり、助け合わなければならないという考え方があります。それなのに、大手の企業別組合にはその発想がありません。

そうして、韓国を例に引きながら、遂にはここまで言います。

>私は日本もいっそのこと、企業別組合をなくしてしまった方がよいと考えています。そうすれば無茶な働き方や利益追求主義もなくなるでしょうし、労働者保護にもつながると思います

私はさすがにそこまでは言いませんが。ただ、「企業別」ということが「会社が違えば無関心」という発想のもとになっていることを考えると、もういっぺん、「職場」に根ざした組合という発想に戻ってみる必要はあるのだろうと考えています。

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コメント

>「会社が違えば無関心」という発想のもとになっていることを考えると、もういっぺん、「職場」に根ざした組合という発想に戻ってみる

同じ職場でも、使用者がA社の人もいれば、B社の人もいるという状況に適切に対処するために職場組合が必要なんだとすると、その組合は、A社ともB社とも交渉するんですよね。私は、それでいいと思います。

主張は正しいと思います。しかし加盟組合の会社で
組合料は毎月アルバイト契約社員から徴収してただの正社員補助しかないシステムに契約社員アルバイト時短その他不利益ではゼンセン加入とは名ばかりでただの選挙集配でしかない。ゼンセン加入の末端ほど苦しんでるのでは?

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