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2009年5月20日 (水)

山田久『雇用再生』

Emp0905 労務屋さんはかなり毛嫌いしておられるようなんですが、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?と思っています。日本総研の山田久氏の『雇用再生』(日本経済新聞社)は、少なくとも大きな方向付けとしては間違っていないと思いますよ。

日本総研のHPに著者メッセージが載っています。

http://www.jri.co.jp/thinktank/research/book/emp-0905.html

>規制緩和や構造改革路線そのものが必ずしも間違っていたわけではありません。ただし、そこに「公平性」や「保障性」といった社会システムの安定の観点が欠落していた点に問題があったと考えられます。そうした見方に立って、本書では、市場原理に則った産業構造転換は進めるべきとしつつ、非正規労働者のための安全網の整備や職業訓練システムの再構築、正規・非正規の壁を低くする労働市場の新しい仕組みの創設等、採るべき政策についてできる限り包括的・具体的に提案を行っています。

私の論文や講演録をHPからかなり多く引用していただいているから言うのではありませんが、EU型モデルにかなりシンパシーを持っていただいているようですね。これはこれでうれしいことです。

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コメント

山田氏の「デフレ反転の成長戦略」が出てますね。
賃金事情に書かれた文や著書から引用があるようです。

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