労働法学会大会中止
2009年5月17日(日)に開催が予定されていました日本労働法学会第117回大会は、神戸市内における新型インフルエンザ発生にともなう当局からの開催自粛要請に基づき、中止となりました。
偽装請負・違法派遣・労働者供給のミニシンポも、わたくしの報告もなくなりました。
(追記)
労働弁護士の水口さんの「夜明け前の独り言」ブログでも、この中止の件が書かれていますが、なにやらトンデモな情報が流れているような。
http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2009/05/post-9b50.html(労働法学会中止!)
>【蛇足】
この件につき、ある弁護士は、「労働法学会中止は、偽装請負などを課題とするシンポがあったので、当局の弾圧じゃないか」と主張しています。(たぶん、ジョークだと思う)。
いや、そのシンポで報告する一人がわたしだったんですけど。当局から弾圧を受けるほど偉くなったとは知りませんでした(苦笑)。
私の主張は、偽装請負がけしからんというけれど、そもそも請負と労供・派遣は区別しがたい、登録型派遣は労供そのものだが、そもそも労供が悪という前提自体を見直すべき、やくざ型労働ボスの排除が目的であって、弊害のない労供を正面から認めるべき、むしろ労組労供をモデルに三者間労務供給関係を整理し直すべき、等々という非常にドラスティックな説ですので、当局よりも労働弁護士の皆さんが怒り狂うかも知れませんが。
それにしても、昼過ぎに東京を出て、夕方神戸について、ホテルにチェックインしてビールを飲み出したところで、「中止」の連絡を受けて、泊まっても仕方がないので、また東京にとんぼ返り。B4版8枚のかなり分厚い資料を200部抱えて行ったり来たりは疲れました。
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