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2009年5月 1日 (金)

ルポ雇用劣化不況

4311810 朝日新聞の労働記者竹信三恵子さんの新著です。

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0904/sin_k466.html

リンク先に、岩波書店の方の詳しい紹介が載っています。

序 章 賃下げ依存症ニッポン   
第1章 津波の到来   
第2章 労災が見えない   
第3章 しわ寄せは「お客様」に   
第4章 「公」が雇用をつぶすとき   
第5章 「名ばかり正社員」の反乱   
第6章 労組の発見   
終 章 現実からの再出発   
あとがき

すでにいくつかのブログで書評が出ていますので、ここでは終章を若干紹介しておきます。

「解雇の自由な国」の実情

 2009年3月上旬、コペンハーゲンにあるデンマーク労働総同盟のビルの一室で、労働市場専門コンサルタントのクリスチャン・セリストさんは苦笑気味に切り出した。

「金融危機で大量失業があちこちで起きるにつれ、EUの内からも外からも、デンマークに視察が相次いでいる。解雇が自由な国という評判に、自由にクビが切れたら、どんなに楽だろうと願ってやってくる人たちは多い。でも、解雇の規制を緩める代わりに、私たちが失業期間中の生活の安定や再就職の支援などに、どれだけのコストと手間を掛けているか、わかっているのだろうか。それを知らずに解雇規制の緩和に飛びつくとしたら、極めて危ない」

現在、日本にはデンマークの労働に関する専門家というのは一人もいないはずです。福祉関係ではデンマークの専門家を何人か知っていますが、労働関係ではゼロ。

それをいいことに、もっぱらOECDの雇用見通しの記述の都合のいいところだけを切り取ってきて、「デンマークのように解雇を自由にすれば、日本の難点はすべて解消するぞよ」とご託宣を垂れる向きが後を絶たないことを考えると、さすがフットワークのいい新聞記者、さっそく現地に行って、それを支える社会的インフラがどういうものかを取材してきたのはツボにはまってますね。

具体的には?それはこの本を読んでください。

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