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2009年5月20日 (水)

厚生労働省分割!

今朝の新聞に大きく出ている厚生労働省分割ですが、昨日の経済財政諮問会議後の与謝野大臣の記者会見録に詳しく載っています。

http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2009/0519/interview.html

>総理から厚労省の仕事の切り分け、すなわち組織の分割、幼保一元化は与謝野大臣が案を出してくれという御指示がございました。

>私からは、そういう総理の御指示を受けて、ピンポイントで厚労省分割と幼保一元化の問題をやらせていただきますと。行革を全体としてやり、省庁全体に広げるのは議論に時間がかかるので、まずは厚労省の問題に取り組むということにさせていただきたいということで、出席者全員から御異論はございませんでした。
 また、私から幼保一元化については、各大臣は覚悟を決めてほしいと。総理から御指示があった案については、案を官邸と御相談しながら作成して、諮問会議として議論を進めたいということを申し上げたわけでございます。
 総理からございました御発言は、安心社会実現会議で厚労省分割の話があったと。自分からは少子化とかそういう問題を一緒に、仮の名前だけれども、国民生活省として束ねたらどうかと、そのときは発言したと。タイミングとしては今が決断の時期であると。大きな変革の時期でもあるし、また若者への支援を立て直すということも必要な時期に来ていると、こういう御発言がございました。

これを受けて質疑応答で、

(問)今、大臣からもお話のありました厚労省の分割についてのことですけれども、これは大臣としてはいつごろその考えをまとめるおつもりなのかということと、あと先般の安心実現会議では、大きく社会保障に関する省と、国民の安心・安心にかかわる国民福祉でしょうか、の省に分けるというような考え方が総理から出ましたけれども、大臣としては現時点ではどういった分割のあり方が望ましいのかということについては何かございますでしょうか。

(答)具体的には、私は諮問会議担当大臣でありますが、行革担当大臣は甘利大臣がおられますので、官邸と御相談しながらというのは、官房長官が甘利大臣と御相談くださると、それで官房長官に全体の取りまとめをやっていただくということですけれども、案自体は早急につくらなければならないと。そう簡単に案ができるわけではありませんけれども、1案はなるべく早急につくりたいと思っております。幼保一元化は、国民的な御要望も多分背景にありますので、いろいろな難しい問題はあるでしょうけれども、それは乗り越えて、麻生内閣としてやり遂げられたら非常にいい仕事になるのではないかと私は思っております。

(問)麻生総理の示された厚労省の分割に関する、2つに分割するという案についてですけれども、基本的にこれに沿って検討を進められていくのかということについてはいかがでしょうか。

(答)当然、総理の御意向に沿って、基本的な部分は考えていくということが仕事の方向でございます。

(問)厚労省の分割についてですが、舛添大臣を初め、関係する方から具体的な発言、どういった反応があったか、もうちょっと詳しく伺いたいんですけれども。

(答)舛添大臣からは、ナースプラクティショナーについては御発言はありましたが、組織の問題については御発言はございませんでした。

(問)どなたも反対、賛成、意見的なこともなかったんですか、総理がそういうことをおっしゃったことに関して。

(答)全体の空気はやるべきだという空気だったと思います。

(問)厚生労働省の分割の件なんですが、もともと厚生省と労働省という別々のものを一緒にしたと思うんですが、それを再び分けなければいけないというところの理由を、改めて大臣の口から教えていただきたいなというのと、あともう1個、消費税の社会保障目的税化というのを今後考えていると思うんですが、そういったものと今回の分割というのは何かリンクするんでしょうかという2点、教えてもらえればと思うんですが。

(答)2点目はリンクしない。 1点目は、もうごらんのとおり、予算の規模で二十数兆円、業務範囲の分野は雇用問題から医療、年金、介護、その他の福祉制度、国民衛生に関する全般的な業務等々多岐にわたっていて、もともと自民党のほうから1人の大臣では守備範囲が広過ぎるという声もありましたし、議論としては必然性を持っているのではないかなという気もします。

(問)大臣としても分割すべきだという御意見ということでしょうか。

(答)舛添大臣の御苦労は大変なもので、今日は年金、明日は医療、明日は雇用問題、今までよくぞ1人でやってこられたと思うくらいでございまして、別に組織の改革、舛添さんのためにやるのではないんですが、全体の国民生活を守るためには、少子化問題なんかもそういう役所に吸収してというのは総理のお考えのようなので、総理のお考えに沿ってどこまで案がつくれるか、官邸と御相談しながら、やるだけやってみたいと思っております。

(問)重ねての質問で恐縮ですが、厚労省の分割問題ですけれども、どれぐらいのタイムスケジュールで物事を進めるというイメージを持っていらっしゃるのかというのをお聞かせ願えませんか。麻生内閣で仕事ができれば立派な仕事になるという言い方を今大臣はされましたけれども、総選挙が確実にあるというタイムスケジュールがあり、法案をつくって通すというタイムスケジュール等々を考えると、どれぐらいの時期にどういう作業をどういう手順で進めていくんだという点をお教え願えれば。

(答)この記者会見が終わったら早速考えようと思っていたところです。

(問)まだ具体的には今の時点ではタイムフレームはないという。

(答)別にあらかじめタイムフレームを考えながら会議に行ったわけではなくて、会議に行ったら、そういう指示が私に突然おりてきたと、こういうことでございます。

(問)ちょっと確認ですが、先ほど少子化問題も吸収してという発言があったと思うんですが、一応改革といいますか、分割の範囲としては、厚労省と内閣府を含む厚生労働関係の分割案というふうにとらえていいのかという点と、あと今行革という流れの中で、職員数というのはこれ以上増やすのはなかなか厳しいという現状があると思うんですが、職員数自体は変えないという方向なのかという2点を教えてください。

(答)少子化の問題というのは、やっぱり教育の問題もありますし、社会保障の問題もありますし、単独で存在するわけではないということが1つ。それから、公務員の定員については、既に政府の行革の方針で削減する計画がちゃんとできていますので、公務員の数はそれに従ってどの分野であれやっていくということでございます。

(問)厚労省の分割案の件なんですけれども、総選挙が8月までにある中、当面の諮問会議とそれ以降のアウトプットのやり方、「骨太」ですとか、党のマニフェストとか、そういったところ、どういったところでアウトプットを出していくのかということをお考えかということが1つと、あと幼保一元化についても、これは厚労省と文科省に分かれているという面が大きいと思うんですが、その辺の幼保一元化についても省庁再編というものは不可避とお考えかということです。 もう一つ確認ですが、甘利大臣、官房長官から、御担当だと思うんですが、特に発言はありませんでしたでしょうか。

(答)今いかづちのように下りてきた指示なので、お答えできるだけまだいろいろ物事を考えている暇がないので、現時点では申しわけないですけれども、確たるお答えをする資格がないし、物の考え方もまとまっていないというのが現状でございます。

まあ、今の内閣は与謝野大臣と舛添大臣でほとんど大部分をやり、残りの大臣たちでその他残りの仕事をしているという感じなので、「今までよくぞ1人でやってこられた」というのはまさにその通りなのでしょうが、大臣の仕事の分割(すなわち分業)の問題と、政府の組織をどのように構築するかは一応別の問題として考えた方がいいのではないか、という気もします。

厚生労働省という質的にも量的にも大変な業務を抱える省に、医療担当、社会保障担当、労働担当と、国務大臣が3人くらいいてもいいのではないか。逆に、仕事がほとんどなさそうな国務大臣もいるわけで、そこは、総理大臣の国務大臣に対する職務命令の問題ですよね。

現在は、それを副大臣でこなそうとしているわけですが、やはり世の中には「格」の問題があって、「大臣を出せ」症候群というのはあるわけです。重要な問題にはそれにふさわしい「偉さ」の大臣がそれぞれに対応できるようにするには、大臣間の業務量が均衡化するように配分する必要はあると思います。

ただ、それと組織をどうするかは別ではないかと。分割しても間接部門が増えるだけ無駄ですし。そもそも「ウェルフェア・トゥ・ワーク」が課題の時代に、再びウェルフェアとワークを分けるのはいかがなものかと思います。ただ、内閣府のあり方は再考する必要はあるように思います。

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コメント

組織が巨大化しすぎて、所謂「恐竜化現象」が生じているのは判るんですが、要求される水準を満たすだけの、組織体としての許容量がない(第一線で人的資源が全く足りてない)事と、十分な予算を得ることが出来る歳入構造になっていないことが根本的問題の気がするのですが。。。

仮称「社会保障省」に医療・介護・年金を委ねるのは解せるのですが、労災保険と雇用保険をどうするんでしょうね。特に、医療・年金の適用や給付の問題では、雇用保険と密にリンクする部分が在るのですが、雇用保険&労災保険の所管を雇用政策を担当すると想定される仮称「国民生活省」に移管するのでしょうか。
医療・労災・年金・雇用・介護の社会保険5制度は、一つの省で行う方が良さそうに思うんですが、そうすると雇用保険を雇用政策を分離するのも変な話なような気がしきたりして、ちょっと無理がある分け方では無いのかと思うんですけどね、第一印象としては。

副大臣だとイヤがられるのなら、逆に副首相(副総理)を2~3作ればいいんでわないですかね。
某民主党でもないですが。

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