労働法の世界第8版
中窪裕也、野田進、和田肇の3先生方の共著『労働法の世界第8版』(有斐閣)をお送りいただきました。ありがとうございます。
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641143999
日々変化する「労働法の世界」を実像に迫りながら明快に描く教科書。時代に相応しくリファインした体系に,労働契約法を始めとした最新の法状況や判例・学説の進展を反映して,今日の労働法の内容を正確に叙述する。装いも新たに生まれ変わった待望の第8版。
目次は、
1 労働法の世界へ
1 労働法の見取図
2 労働法のアクター
3 労働条件の決定システム
2 「企業」との遭遇
4 募集・採用
5 労働契約の期間
6 平等原則
7 労働契約の基本原理
8 就業規則
9 「非典型」雇用・外国人雇用
3 「団体」との遭遇
10 労働組合
11 団体交渉
12 労働協約
4 「労働条件」の諸相
13 賃 金
14 労働時間
15 休憩・休日・時間外労働
16 休暇・休業・休職
17 女性・年少者
18 安全衛生と労災補償
19 配転・出向・人事考課
5 「紛争」との遭遇
20 労働契約の変更
21 紛争としての解雇
22 人格と自由の侵害
23 企業秩序と懲戒
24 争議行為
25 不当労働行為
26 労使紛争の解決手段
6 「企業」との訣別
27 労働契約の終了
28 再就職と引退
第7版との最大の違いは、縦組みから横組みになったことですが、コラム(Brush up)に新しいエッセイがいくつか入っていて、これが結構面白いです。
わたしの関わりのある話では、第6節平等原則の節末のコラムで「アメリカとEUの雇用差別禁止法」が載っています。
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