フォト
2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« 職場における心理的負荷評価表の見直し | トップページ | EUサミットの結論文書 »

2009年3月21日 (土)

リーガルクエスト労働法

L17904 両角道代先生、森戸英幸先生、梶川敦子先生、水町勇一郎先生共著の『Legal Quest労働法』(有斐閣)をお送りいただきました。

>労働法を学ぼうとする学生向けの教科書。基本的な事項の解説や重要判例の紹介に加え,コラムで現代的テーマに触れるなど,多角的な理解ができるよう工夫した。章末の練習問題で,学習内容の確認をすることも可能。労働法の基本を適確に学べる信頼のテキスト。

で、内容は以下の通りです。

第1編 労働法総論
 第1章 労働法とは何か
 第2章 労働関係の当事者
 第3章 労働契約
第2編 雇用関係法
 第4章 労働基準法・労働契約法の基本構造
 第5章 労働者の人権保障
 第6章 雇用平等
 第7章 労働関係の成立
 第8章 就業規則
 第9章 賃 金
 第10章 労働時間
 第11章 休暇・休業
 第12章 安全衛生・労働災害
 第13章 人 事
 第14章 服務規律と懲戒
 第15章 労働関係の終了
 第16章 労働関係終了後の法律関係
第3編 労使関係法
 第17章 労働組合
 第18章 団体交渉
 第19章 労働協約
 第20章 団体行動
 第21章 不当労働行為
第4編 労働市場法
 第22章 労働市場と法規制
第5編 労働紛争解決法
 第23章 労働紛争の処理

学部向けのスタンダードなテキストです。

練習問題からいくつか・・・

・3歳の子どもを保育園に預けながら東京本社で総合職社員として働いてきた黒川さん(女性)は、営業強化策の一環として佐賀支店に配転を命じられた。この命令に従うと、東京の別の会社で働いている夫と別居して働かざるを得なくなり、子どもを佐賀の保育園に転園させことも考えなければならない。黒川さんはこの配転命令に従わなければならないか。黒川さんが要介護状態にある親と同居している場合はどうか。

・ハード社の従業員であった吉田さんは、半年前に新たに配置された商品企画室での仕事になかなかなじめず、長時間の残業が積み重なって精神的にもストレスがたまっていた。上司である田中室長はその状況を認識し、「大丈夫か。少し休んでもいいぞ」と声をかけていたが、元来まじめで頑張り屋の吉田さんは「大丈夫です。頑張ります」と答えて、仕事に励んでいた。ある日、勤務中に吉田さんの言動がおかしくなり、勤務を続けられない状況になったため、田中室長は勤務途中で吉田さんを帰宅させた。吉田さんはその日帰宅直後に自室で自殺した。吉田さんの遺族である妻・良子さんは、どのような法的救済を求めることができるか。

・佐倉さん(男性)は、派遣会社であるアットホーム社に登録し、高輪社に1年間の予定で派遣され、秘書として勤務していた。ところが、高輪社は「秘書はやはり女性の方がいい」という社長の意向で、、佐倉さんの派遣中止を求め、アットホーム社との労働者派遣契約を打ち切った。これにより仕事を失った佐倉さんは高輪社に対してどのような主張をすることができるか。

« 職場における心理的負荷評価表の見直し | トップページ | EUサミットの結論文書 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: リーガルクエスト労働法:

« 職場における心理的負荷評価表の見直し | トップページ | EUサミットの結論文書 »