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2009年3月19日 (木)

真の敗者は・・・

各紙ともそろって「ベアゼロ」を見出しに掲げていますが、読売では

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_09031808.cfm

>春闘相場をリードする自動車や電機などの主要企業は18日、労組の要求への回答を一斉に示した。組合側は、物価上昇を受け、前年を大きく上回るベースアップ要求を掲げたが、急激な景気落ち込みの影響で、軒並み4年ぶりの「ベアゼロ」回答となった。日立製作所が定期昇給の半年程度の先送りを労組に提案するなど、電機各社には事実上の賃下げとなる定昇凍結に向けた動きが広がっている。

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_09031807.cfm

>物価上昇を大義名分に組合側が掲げたベースアップ(ベア)要求は、世界的な不況の渦にのみこまれ、藻くずと消えた。今春闘で自動車、電機大手の集中回答日となった18日、各労組の事務所のボードには、「ベアゼロ」回答を示す文字がずらり。事実上の賃下げ提案が予想される労組もあり、各企業の社員からはあきらめの声も漏れる。

まあ、しかし、これだけ急激な不況の波が襲いかかってくる中で、金融危機前の経済産業省の暢気な賃上げ論に乗ってても、今さら応援はしてくれないでしょう。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-f96c.html(最大の景気対策は賃上げ@経産省)

ただ、まあ、先日北海道新聞で語ったように、結局

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-1ebe.html(北海道新聞のインタビュー)

>ベア要求はマクロ経済的には正しいがミクロ的にはできやしないので、それに当たるところは国がやるしかないよ

ということなので、これを労働側の敗北という風に語るのはいささか違うのではないかと思います。

実を言うと、真の敗者は、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-fe7d.html(経済同友会代表幹事の正論と財務省の陰謀)

雇用保険料率を来年度0.4%も引き下げるから、その分で賃上げしてよね、と首相自ら経済界にお願いして、結局賃上げなし、雇用保険料率は原案通り引き下げで可決、ということになった雇用保険制度自体であったような気が・・・。

ミクロの労使には困難な労働者の購買力維持拡大を政府がマクロにやる原資をまさにこれから削るという見事なまでに経済合理性に満ちた政策になったわけですから。

霞ヶ関でもっとも優秀と言われる財務省と経産省が労働問題をいじくると、こういうすばらしい結果が帰結するという後世に残る実例といえましょう。

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コメント

>霞ヶ関でもっとも優秀と言われる財務省と経産省

庶民にはよく分からないのが、官庁のランキングが存在する(らしい)という事実です。

一流官庁から三流官庁まであるらしいですが、少なくとも学生がそこに入庁するときにそれほど大きな能力差があるとは思えません。だから庶民にはそのランキング意識が意味不明なのです。

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