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2009年3月 7日 (土)

雇用調整助成金と教育訓練給付

玄田ラヂオで、雇用調整助成金と教育訓練の話が出ています。

http://www.genda-radio.com/2009/03/post_447.html

>雇用調整助成金への期待が大である。

>最近の報道によれば助成金の申請が昨年の数十倍どころか、数百倍なのだそうだ。

>そんな期待大の雇用調整助成金は、ほんのつい最近まで「完全な過去の存在」になりかけていた、忘れられた存在だった。また覚えている人がいても、それは過去の悪しき政策という理解のほうが強かったように思う。

>将来性のない低生産性部門に属する雇用者の雇用維持は日本経済の長期成長にとってマイナスであり、それを後押しする雇用調整助成金は大転換の時代において愚の骨頂といわれていたのである。

このあたりは、日本の労働法政策の基軸の転変ということで、何回か書いてきたことです。

>雇用政策として重視されたのが、自己責任と歩調を合わせた、労働者本人への支援である。その象徴が教育訓練給付金制度である。

>ただ、一ついえるのは、ちょうど一年前に大問題となった駅前留学のNOVAは、教育訓練給付金制度の一つの徒花(あだばな)である。

90年代以来の「市場主義の時代」の一つの象徴ですね。

いま、再び話題になっているワークシェアリングとは、まだ市場主義の勢いが強烈であった2002年当時、護送船団方式だという非難を避けるためにわざわざカタカナ語を持ち出して偽装した日本型雇用調整方式という面があります。このあたり、ここ2ヵ月間、記者の方々に繰り返しお話ししてきたことですが。

玄田先生はこのあと、

>この際、不況をきっかけに教育や訓練の機会を公的に支援することは大賛成だ。

といいつつ、

>そして教育や訓練の制度が充実したとき、そこに参加しない無業者への社会の風当たりは、想像を絶するほど厳しいものになるだろう。

現在、非正規は問題になっても、働く希望を失い、就職を断念したニート状態の人々は、ほぼ完全に無視されている。何度でもいうけれど、ニートは裕福な家庭から生まれる傾向は弱まり、むしろ貧困とニートの関連が強まっているのだ。

という方向に議論を傾けます。

そこが重要な論点であることは確かです。彼らを丁寧に労働市場に連れてくるいい仕組みを工夫していかないと、

「俺たちにベーシックインカムを!」

「ふざけるな、この怠け者が!」

という見るに堪えない憎しみあいが生まれるだけでしょうから。

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コメント

管理人様へ
いつも更新を楽しみにしてます。ところで雨宮さん(ゴシロリの女の人)と対談をされたという噂がありますが、掲載なさらないのですか?雨宮さんは「すれ違ってばかりだった」と感想を述べられていましたが。

雨宮処凜さんとの対談は、ここにアップしてあります。

http://homepage3.nifty.com/hamachan/asahiamamiya.html">http://homepage3.nifty.com/hamachan/asahiamamiya.html

ちなみに、竹信さんは「すれ違い対談」というタイトルを考えていましたが、さすがにそれはやめたとか・・・。

管理人様
わざわざURLを引っ張ってきてくださりどうもありがとうございました。しっかり拝読いたしました。ずいぶん前の対談だったのですね。

「教育訓練給付金」、以下の報道発表に出ているものですね。

http://www-bm.mhlw.go.jp/houdou/2008/11/h1127-1.html

発表前段の「指定取り消し」の話も、後段の「給付実績」の話もそうとうわびしいものですね。

自己啓発に労働問題の解決を求めてきた玄田有史が今さらどの面下げて……という感もなくもありません。

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