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2009年3月16日 (月)

第2法則の証明

いや、熱力学の方ではありませんので・・・。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/3_a7ad.html(池田信夫氏の3法則)

労務屋さんのブログに本日、「池田信夫先生による英Economist誌記事のご紹介」というエントリがアップされましたが、一知半解氏による「英文の和文要約」を、原文と照らし合わせて検証するという労多い作業をされています。

http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20090316

まあ、エコノミスト誌の記事ですから、おおむねOECDの雇用戦略の線に沿った記事であることは想像できるわけですが、一定のバイアスのかかった眼鏡越しで読むと、なかなか愉快な「和訳」がでっち上げられるわけで、是非、リンク先をご覧いただき、大学入試の英文の和文要約問題でこういう答案を提出したら、何点もらえるだろうか、などと想像してみてはいかがでしょうか。

一つだけ典型事例を挙げますと、

>Europe’s governments, at least so far, are trying hard to avoid the mistakes of the 1970s and 1980s. As Stefano Scarpetta of the OECD points out, today’s policies are designed to keep people working rather than to encourage them to leave the labour force.

が、

>社内失業者を飼い殺しにする「労働保持」を奨励する政策は、短期的には労働者の救済に役立つが、長期的には労働生産性を低下させて構造的失業率(自然失業率)を高める。各国政府は70年代の失敗を繰り返すまいと政策を修正している。

に化けてしまうのですな。

OECDの雇用戦略の最重点課題が、手厚すぎる福祉給付により非労働力化した人々を「アクティベート」することにある、なんてことは、この分野をちょっとでもかじれば常識のはずなんですが、まあ、こないだ初めて「フレクシキュリティ」という言葉を教わって得意満面の方には難しすぎたのかも知れません。

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コメント

(原文)
Europe’s governments, at least so far,
are trying hard to avoid the mistakes of the 1970s and 1980s.
As Stefano Scarpetta of the OECD points out,
today’s policies are designed to keep people working rather than to encourage them to leave the labour force.

(試訳)
欧州政府は、少なくともこれまでは1970年代から1980年代の失敗を繰り返すのを避けようと懸命な努力を行ってきた。
OECDのステファノ・スカーペッタによれば
今日の政策は労働者に職場を離れるように奨励するというよりはむしろ人々の雇用を維持するという目的で作られている。


(池田氏訳)
社内失業者を飼い殺しにする「労働保持」を奨励する政策は、
短期的には労働者の救済に役立つが、長期的には労働生産性を低下させて構造的失業率(自然失業率)を高める。各国政府は70年代の失敗を繰り返すまいと政策を修正している。

これ「直訳」でなく、どちらかというとラフな「要約」ですね。同じになる方がおかしいのでは。該当するパラグラフは離れた部分にあるので、日本経済に対する部分のつまみ食い要約、といった方が良いでしょう。これをいかにも直訳間違いのように書くのは如何なものかと思います。

ざっとEconomistの記事を読んでみましたが、日本に対する評価のニュアンスを伝えるには、人によっては行き過ぎと感じるかも知れませんが、私は外していない思います。

Of all rich-country governments, Japan’s has flailed the most.

と書いていることからも解るように、この記事は日本の労働市場の現状(正社員の過度な保護、非正規社員の保護がほぼ皆無)は酷いという論調です。

ニュアンスを汲んだ要約としては悪くないと思うのですが。

ですから、逐語訳ではなく、「大学入試の英文の和文要約問題でこういう答案を提出したら、何点もらえるだろうか」と申し上げたわけです。

AWさんはこれで合格点をあげるわけですね。原文の意を伝えていると・・・。

「社内失業者を飼い殺しにする「労働保持」を奨励する政策」がその要約であるような英文はどこにあるのか、私にはいささか理解しがたいものがありますが。

(いうまでもなく、OECD流の雇用戦略は、正規と非正規の間の雇用保護格差に対して厳しい見方をしていますから、その意味では正規労働者の解雇規制緩和を主張しています。しかし、上記一知半解氏の要約と称する答案が英文の和文要約としては不合格ものの答案であることに間違いないでしょう。)

上記リンク先の労務屋さんの引用されている原文と、それについての労務屋さんのコメントををじっくりお読みいただいた上で書かれた方がよろしいのではないかと愚考いたしますが。

管理人様とは少し違ってわたしは池田氏の大ファンでもあるので(本当だって。好きだからつつきたくなる乙女心♪)

本音としてはあまり「原文と池田氏訳はこんなに違っている!」みたいな投稿はしたくないのですよね。

Economistの記事ですが、労務屋さんが取り上げている部分だけでも試訳してみますので、ちょっと読み比べて判断してみて。
全文訳しても載せるところがあるのかしらん。

お世話様です。

試訳を作ってみたんですけど、文章量が大量になるので
コメント欄投稿はさすがにまずいと思いました。

以下のサイトにまとめてあります。

http://asakiyumemish.jugem.jp/

ご苦労様です。

ご本人の方は、今頃になって

>これは原文の要約でさえない。私の意見をまじえた適当な紹介にすぎません

だそうです。

だったら、

>Economist誌の雇用特集は、各国の失業問題と政策を比較している。

という前振りで、いかにもエコノミスト誌の記事の和文要約であるかのようなふりをして、長々と自分だけの特殊な意見をたれ流さないでしょうね、普通。


以前、hamachan先生が、池○氏と論争をした際(論争にさえなっていなかったけど。。。)、「言論のマーケットを信頼している。」と書かれたことがありました。思ったよりもずっと早く、両者の言論のマーケットにおける市場価値の違いが明らかになりはじめています。池○氏の自己顕示欲にかられた言葉遊びと、hamachan先生の現実に根ざした学問に対峙する誠実と。

>hamachan先生の現実に根ざした学問に対峙する誠実

hamachan先生も素顔は研究熱心な学者先生なのに、ユーモアのセンスがありすぎというか、時折おもしろすぎというか
このブログを読んでいてもキーボードに突っ伏して爆笑してしまうことがあります。

真摯な読者をあまり笑かさんでください

再三すみません。
今朝、わたしが池○氏に送信したコメントです。
削除されて日の目を見なかったのでぜひ。

         ●●●

批判や反論は面白くないという理由で
当方が送ったコメントを削除するのは管理人の自由ですが
それならば、公に「一方的な理由でコメントは削除する」と
アナウンスするべきなんじゃないですか?

池田氏は以前、コメント欄でこうアナウンスされました。

「コメントはすべて載せてますよ。ただし(1)異常な長文
(2)スパム(3)ナンセンス以外は」

削除基準らしいですが、気に入らない投稿は全て(3)にかこつけて
削除してしまい、公に「コメントはすべて載せてます」では
フェアではないですよ。
http://ekken.blog1.fc2.com/blog-entry-606.html

批判・反論をしたgoo IDは問答無用で投稿禁止にし、以後「コメント欄立入禁止」にするのは池田信夫氏による「事後の制裁」ではないでしょうか?

池田センセは「web上の言論の自由」を強調していたのではなかったのですか?

※わたしがエコノミストを和訳・アップしたのが相当気に入らなかったみたいで、今朝からgooIDをこぞって投稿禁止にしたみたいです。

いつもお世話になっています。
あちこちに泣きついたのが効いたのかコメント欄投稿禁止は解けたみたいです。池○氏の名誉のために一応ご報告。

>念のため (池田信夫) 2009-03-20 21:10:37(コメント欄)

>まぁ経済学なんて寓話にすぎないということです。

一体どうしたのでしょう?池田先生。

最近また証明されたようで<第二法則

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