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2009年2月25日 (水)

自由民主党は社会民主主義政党か?

「労働・社会問題」の平家さんが、標記のようなエントリを書かれています。

http://takamasa.at.webry.info/200902/article_5.html

これは、雪斎氏のブログ(与謝野経済財政財務金融大臣に関するエントリ)に触発されて書かれたものですが

内政を、セーフティネットと所得の再分配という二つの軸により、

>一つは、「機会均等を前提とした自己責任」+「小さな財政」であり、「新自由主義」路線である。もう一つは、「社会的な連帯」+「大きな財政」であり、「ヨーロッパ大陸型社会民主主義」路線である。アメリカの共和党、民主党を強いて分類すれば、共和党は「新自由主義」的であり、民主党は「ヨーロッパ大陸型社会民主主義」的です。

という風に分類し、

>小渕総理のころまでの自民党を振り返ってみると、どちらの路線を取ってきたかは明白です。いまも「『強者が栄え、弱者は滅びる』という感じは自民党内にはあまりない」ということであれば、自由民主党には、「我が党は日本の風土に根ざした保守政党であり、社会民主主義政党でもある。」と主張する資格があるのかもしれません。

と述べられています。

よく言われることではあるのですが、こういう日本とアメリカ(及びイギリス)だけを視野に入れた議論では、ヨーロッパ大陸における大事な政治勢力がすっぽりと抜け落ちてしまうように思います。それはキリスト教民主主義という勢力です。実は、ヨーロッパの保守派というのは、日本の自由民主党とよく似ていて、「強者が栄え、弱者は滅びる」というのには明確に反対で、ある意味大変「ソーシャル」なのです。

サッチャー以後のイギリス保守党のほうが、明確に新自由主義路線をとったという点で、異端児というべきでしょう。その分、ブレアの労働党というのは社会民主主義政党というよりは、大陸のキリスト教民主主義に近いあたりにシフトしたような感じです。コミュニタリアンな面が強く出ているところもそうですし。

まあ、日本の政治学者が自由民主党にあんまり関心を寄せなかったように、ヨーロッパの政治学者もあんまりキリスト教民主勢力に関心を寄せなかった面もあるのでしょうが、そこの所を抜きにすると、ヨーロッパの構図がよく見えなくなるのではないかという感じがしています。

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「自由民主党は社会民主主義政党か?」に、hamachanさんが次のような意見を述べられていますhttp://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-fc7a.html)。 [続きを読む]

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