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2009年1月23日 (金)

足りないのはアイデアではなく財源である

久しぶりに権丈節です。

http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare218.pdf

今回は労働問題に越境攻撃・・・・・・といっても、お話の構造はまったく同じです。

>社会保障国民会議の最後の雇用年金分科会での発言を思い出した。みんなが、能力開発が必要だ職業訓練が大切だと言って盛り上がっているときに、僕ひとり、

>>○権丈委員 能力開発とかいうのは、皆さんもおっしゃったことなんですけれども、ものすごくお金のかかることなんです。ですから、何か先ほどからいろいろ言われているように、ものすごくお金がかかることなんだと、そして財源というものはしっかりと確保しなければいけないとかいうような文言を、何か加えていただきたいと思います。

そういう能力開発、職業訓練といいますか、例えば先ほど若年層などで、生活保護を受けざるを得ないような人とか、いろんな話があるんですが、そこを待っているのではなくて、ヨーロッパとかだったら、道を歩いている人に職業訓練を受けたくないかと言うような、そういう能動的なことをやっていきながらやっているんです。だから、あれはものすごくお金がかかることで、そこまでやらないと余り意味がないのではないかなというのがありますので、何か財源の、皆さんもおっしゃっているんですけれども、裏づけのある形で、積極的に今後、この問題に取りかかっていくんだということを示していただけるような姿勢がこの報告書の中にあれば、私としてはうれしく思います。

>しばらくして、再び、みんなの話が盛り上がってきたとき、

>>○権丈委員 皆さんが労働の話をされていたりするときに、お金の話がばかりで申しわけないんですけれども、ここで目的を達成するとする低所得者対策、ばね板のような政策とか、能力開発政策というのは、先ほどお金がかかると言いました。目的を達成するためには、だいたいアメとムチの政策が2つある。3つ目に説得というのもあるんですけれども、そういう説得というのは余り使わないで、公共政策というのは大方いつもアメかムチの政策を使うんですが、お金を使わなかったらどうしてもムチを使わざるを得なくなるんですね。

この国はいろいろな目的を達成するため人や組織を動かそうとするときに、お金を使わないでやろうとするからムチでやってしまうんで、我々から見て非常によろしくないなという評価にならざるを得ないんですね。そして、ちゃんとお金を負担してからみんなでやったほうが本当は楽になるのになるというのがあるんですけれども、この国ではなかなか負担の側面が動かないというのがあるので、ぜひともお金の話、財源調達の話を報告書に書き加えていただきたい。

まあしかし、権丈先生の本拠の社会保障では、それ自体が無駄遣いだから潰せ潰せの大合唱で本当に潰されるという信じられないようなことはまだ起こっていないような・・・。

なにしろこちらでは、「能力開発が必要だ職業訓練が大切だと言って盛り上がっているとき」に、それをぶっ潰すのが政治家にもマスコミにも絶対の正義になってしまうんですから。

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