年越し派遣村撤収
毎日から、
http://mainichi.jp/select/today/news/20090106k0000m040082000c.html
>東京・日比谷公園の「年越し派遣村」は5日撤収され、約500人の失業者のうち希望した286人が都内4カ所に用意された新たな宿泊施設に移った。移動先では求人情報が紹介され、一部の人は生活保護が認められた。生活再建に向けた動きが本格的に始まった。
4カ所の一つで中央区が運営する複合施設・京華スクエア(旧京華小)の体育館では、約80人の失業者に弁当や毛布が配られた。元旦から派遣村で過ごしていた男性(50)は「まずは落ち着いた」と胸をなで下ろした。施設は12日まで開放される予定。ハローワークの臨時窓口も置かれ、首都圏の寮付きの求人情報(約3000人分)が紹介された。
また、派遣村にいた失業者のうち75人が千代田区に生活保護を申請し、簡易宿泊所に移ることを決めた5人については即日、保護費の受給が認められた。6~7日もそれぞれ80人が千代田区の窓口を訪れる予定で、生活保護の申請者は計約230人に上る見通し。
まあ、そういうことです。こういう形で、居場所と収入がとりあえず保障されたのであれば、いつまでもそこに安住されないように、ちゃんした仕事につけていくことが次の課題になります。
というわけで、派遣村の移動先には、早速ハローワークの臨時窓口が置かれたようです。かつてハロワ民間開放を唱えていた民間業者の方々は、もしめでたく民間開放されていたらば、さぞかし素早く対応されていたんでしょうねえ。
まさか、「我々としては、得意分野でやらせていただきたい」なんて言わないですよね。
年末の12月の30日まで営業していた人材ビジネスの会社さんがあれば、是非今こそ手を挙げていただきたいところですが。あれ?しんとして声なしですか。
(参考)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/ilo_04e3.html(ハローワークとILO条約)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_dc26.html(パソナさんはクリームだけ舐めたいようで・・・)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_dec2.html(クリームじゃなきゃ舐めたくないよ!)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_e43f.html(ハローワーク市場化テスト)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_300c.html(日経病)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_463a.html(日経病の病原体?)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_6614.html(市場化テストモデル事業の実績評価)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_fcf0.html(我々としては、得意分野でやらせていただきたい)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_dee7.html(笛吹けど踊らぬ鳴り物入り民間開放)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-0a83.html(クリームスキマーたちの「実績」)
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このご時勢でやや忙しくなっているぶらり庵です。
さて、就職支援のお話、JILの海外情報で、この金融危機対応の海外の政策を見ますと、ドイツで1000人、イギリスでは、な、な、なんと6000人のハロワ増員とか、それ自体、雇用創出ではないですか、と、驚くような人数ですね。
http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2008_12/england.htm (イギリスです)
投稿: ぶらり庵 | 2009年1月 7日 (水) 22時18分