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ソシウヨの極北?

本日の産経新聞の正論欄は、何ともはやすさまじい「正論」であります。時々載るソシウヨ系といへばさうなんでせうが、西部邁、佐伯啓思といつたアカデミズムの香り漂ふ方々とはひと味ふた味、いや何味も違う味はひがございますよ。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081210/biz0812100224002-n1.htm

>≪蔓延る賤民資本主義≫

 強欲資本主義が世界を横行してゐる。悪(あく)の野蠻國(やばんこく)が三つある。

 米國、ロシヤ、シナ。

 三者に共通する野蠻は、他者を際限なく貪(むさぼ)る者を野放しにしてゐる點(てん)にある。これでは、世界は修羅(しゅら)の巷(ちまた)になるほかない。

 「金儲(もう)けは悪いことですか?」と問ふた人が居た。

 悪事に決つてゐるではないか。

 それが目的なら。それがけじめを辨(わきま)へぬなら。

この辺は、表現に違和感を感じつつも「さうだ、さうだ」と思はれる方々も多からうと思ひますが、

>日本は天皇家を宗家とする家中心の安定した社會構造を持つてゐた。それを、占領軍が民法を長子相續(そうぞく)から均分相續に變(か)へた。

 それ以來、家も近隣社會も國民共同體もばらばらに分解した。そこへ慾惚(よくぼ)けと邪魔臭がりに基くやらずぶつたくりの利己主義が蔓延して、今や野蠻國に退化しつつある。

>曾(かつ)て素晴しい共存共榮(きょうえい)の社會を築いた大和民族がかうまで墮落(だらく)した姿を見るにつけ、私は「死んでも死に切れぬ」思ひを禁じ得ない。

 美と崇高への獻身(けんしん)、謙虚で強くて慈愛に満ちてゐたあの立派な日本と日本國民は何處(どこ)へ行つた?

 みそぎによる浄化が必要だと思ふ。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)による國民精神の再生が不可欠だと思へてならない。それが日本だけでなく、世界をも救ふ筈である。

と、かう来ますと、をいをい、といふ感じになるのではないでせうか。

で、最後が、

>日本は、慾惚けと邪魔臭がりと引籠りから脱却し、生きる歡びに目覺めるべき秋である。物的欲望は最小限に抑へ、仲間との絆(きずな)に基く聯帯(れんたい)と心の豐かさを求めるべき秋である。

と、「連帯」と「心の豊かさ」の清貧主義といふオチでありますか。ロハスの香りもそこはかとなく漂ふ感じであります。ソシウヨの極北は、リベサヨの極北と見事に一致するやうでありますな。

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