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2008年12月 7日 (日)

反貧困ネットワークの賄い方

といっても、もちろんEUの方の話です。欧州反貧困ネットワークという貧困問題のアドボカシー団体の費用がどのように賄われているか、同団体のHPにこう明記されています。

http://www.eapn.eu/content/view/18/23/lang,en/

>The way we are funded

我々の賄われ方

Primarily EAPN is funded by a grant from the European Commission to support our running costs.

欧州反貧困ネットワークは、第一に欧州委員会からの運営費補助金で賄われています。

Our funding comes from the Progress Programme which exists “to support the implementation of the objectives of the European Union in the employment and social affairs area” and has as one of its objectives, “to boost the capacity of key EU networks to promote, support and further develop EU policies and objectives”.

その金は、「EUの雇用社会問題分野における目的の実施を支援するために存在する「プログレス」プログラムから来ています。 

This grant from the Commission covers approximately 87% of the core running costs for EAPN (Europe), the additional 13% coming from other sources, such as membership contributions and the co financing of EAPN (Europe) events, etc.  EAPN National Networks raise their own funds, independently of the funds available through the PROGRESS programme.

この欧州委員会からの補助金が欧州反貧困ネットワークの運営費のおよそ87%をカバーしており、残りの13%は会員の拠出やイベント等他の財源から来ています。EAPNの各国のネットワークもプログレスプログラムを通じて入手可能な財源からそれぞれ独立に財源を得ています。

反国家主義、反官僚主義、反パターナリズムの日本的リベサヨ感覚からすると、こういうのは補助金にくっついたタックスイーターの集団で、真っ先に「ぶっ壊す」べき存在ということになりそうですね。

この辺の感覚の違いは、日本の社会問題に関するアドボカシー集団が妙に反政府的な姿勢をとりたがることなど様々な問題につながっていますが、まあ、とりあえず欧州の常識は日本のそれとはかなり違っていそうだということを頭の片隅にでも留めておいていただければ・・・。

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