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2008年12月26日 (金)

労働は神聖なり,結合は勢力なり

0025930 岩波書店の平田賢一さんより、二村一夫氏の『労働は神聖なり,結合は勢力なり-高野房太郎とその時代』を贈呈いただきました。有り難うございます。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/7/0025930.html

>労働組合,生協運動の先駆者の生涯を,生い立ちから在米時代,運動家時代,運動離脱後まで描いた初の本格的評伝.実業家を志しながら運動家となった高野房太郎(1869-1904)を巡るさまざまな謎を解き,黎明期日本労働運動史の真実を明らかにする.

本書は、ネット系の労働関係者にとっては有名な二村一夫氏のオンライン著作集で長年連載されていたものの紙と活字版です。

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/tfcontents.html#vol6

こうして本になってみると、やっぱり紙と活字の本は読みやすいですね。

ネット上には、「相互補完本」として、フォトアルバムや各種史料が、載っています。

房太郎の弟は、高野岩三郎。これまた労働関係者にとっては親しい名前です。房太郎が日本の労働組合運動の出発点ならば、岩三郎は社会政策、労働研究の出発点というわけで、長崎の仕立屋に生まれた兄弟が日本の労働問題の原点のあたりに顔をそろえているというのも不思議な感じです。

せっかくですから、二村一夫著作集のうちで、是非読むべき論文を紹介しておきます。

まずは、第1巻 『日本労使関係の比較史的検討』に収録されている、名著の誉れ高い

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/epzunion.htm(企業別組合の歴史的背景)

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/hstrlctr.htm(日本労使関係の歴史的特質)

そして、その応用編ともいうべき

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/cmptlrjk.htm(日韓労使関係の比較史的検討)

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/nakama.html(日本における職業集団の比較史的特質──戦後労働組合から時間を逆行し、近世の〈仲間〉について考える)

は、労働史を勉強する上で座標軸として繰り返し読んだものです。

この英語版が、

http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/nk/English/index.html#vol15

に載っています。

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