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2008年12月27日 (土)

KYはどっちだ?

こういうのは悲しい。

いや、京都府の山田知事は、12日の労働トップフォーラムで挨拶された内容に感動したこともあるので、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/19-4765.html(第19回労働トップフォーラム)

>最初の来賓挨拶で、山田京都府知事が昨今の雇用危機に触れたあたりの語り方は、さすがと思いましたね。

それだけに、こういうことを言われると、世の中の仕組みはわかっているはずの人が、わざとこういうことを仰るのですか?と悲しくなります。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081226/plc0812262049014-n1.htm職安再編「厚労省はKY」 京都・山田知事が批判

>厚生労働省がリストラを目的に昨年度から始めた公共職業安定所(ハローワーク)の再編で、来年度、京都市の千本労働分室や二条労働分室など全国5カ所の削減が検討されていることがわかり、京都府の山田啓二知事は26日の記者会見で、「KY(空気が読めない)な方針。国民に目を向けているのか」と、厚労省の姿勢を強く批判した。

 厚労省は昨年度から、日雇い労働者に職業紹介を行う労働出張所や分室を含むハローワークの再編に着手。昨年度は13カ所、今年度も26カ所を廃止した。

 一方、ハローワークは年末の29、30両日も窓口を開く予定で、山田知事はこの対応を評価したものの、厚労省の方針について「地元に連絡もない。頑張っている職員の気持ちも考えずにいる」と疑問を呈した。

 また、国が運営する職業能力開発大学校・付属短期大学校(ポリテクカレッジ)についても触れ、「今が一番、職業訓練とかそういうものが必要な時。現場感覚というものを持って動いてほしい」と話した。

主語を除けば、すべて正論。

でもね、厚生労働省で労働行政をやっている人々が、現場感覚もなしにやっているとでも仰る?ハローワークをつぶしたくてつぶしてるとでも仰る?

財務省が「いやあ、ハローワークは必要ですからもっと増やしましょう」というのに、厚労省の馬鹿役人が勝手につぶしているとでも?

行政カイカク正義!を掲げる威勢のいい人々に、なんでハロワなんぞ国でやってるんだ、と罵られながら、

失業者の相手なんぞ国がやる必要はない、民営化しろ、という声に必死に抵抗しながら(そうすると、アフォなカイカクマンセーのマスゴミが「抵抗勢力史ね」とか褒めてくださるわけですが)、

せめてカイカク正義の皆様への犠牲の羊として差し出した削減案を、(なんでもっと抵抗しなかったんだ。この弱虫め!といわれるのならまだしも)、KYと言われたのでは立つ瀬がないというものではないですか。

最後の雇用・能力開発機構にしても、もちろん山田知事らは職業訓練機能の重要性を主張していただいたわけですが、結局、労働の現実をかけらも見ようとしないカイカク主義者たちによって廃止に至ったわけであって、「抵抗勢力史ね」といわれ続けた厚労省に「現場感覚というものを持って動いてほしい」というんですか?と思いますが。

(参考)

トピックは異なりますが、似たような話として

http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20081023/p1(医療批判と目くそ鼻くその厚生労働省批判)

>厚生労働省批判というのは、たとえば墨東病院事件で墨東病院を批判するようなもので、何ら事態の改善に寄与しないどころか、かえって事態を悪化させるおそれも多分にあるもの。

つまりは医療に割くリソース削減は厚生労働省が推進してきたものでは決してなく構造改革・小さな政府路線の帰結であり、政府内で医療に割くリソース増加を主張する厚生労働省をいくら批判したところで厚生労働省のプレゼンスを低下させるのが関の山、結局はリソース削減を助長してしまいかねないのです。

100%の正論ですが、こういうことを、財務官僚(と噂される方)に言って貰わなければならないところがまた悲しいところです。

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コメント

はじめまして。最近、よく拝見させて頂いております。

「“無駄の象徴” 皮肉な再評価 不況で促進住宅、職業訓練活用」(東京新聞12月28日付朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008122802000136.html

「無駄が多いとの批判を浴びて、廃止が決まった独立行政法人『雇用・能力開発機構』。雇用環境の急激な悪化を受け、政府のさまざまな雇用対策を担うことになり、再評価を受ける皮肉な事態となっている。」

自民党内も、さすがにマズイと思い始めたようですね。今後の推移に注目したいです。

>同機構が脚光を浴びたことを背景に、二十二日の自民党総務会では「雇用対策は政府が大きな予算を組んでいるのに(同機構を)切ってもいいのか」「職業訓練は非常に大事だ。行政改革だけの視点でいいのか」など、政府の廃止方針への疑問が続出。最終的に廃止は了承されたものの、「雇用・能力開発」の名称は、新たな独法に極力残す方向で調整することになった。

いやあ、是非自民党総務会で、いままで雇用・能力開発機構を潰せ、潰せ、叩き潰せ、ぶっ壊せと、ひたすら言いつのってきた方々を呼んで、今こそこの機構を叩き潰してこそ勤労国民が幸福になると信ずるゆえんを存分に聴取されたら如何かと存じますが。

その方々も、今までさんざん役人を呼びつけては罵り続けてきただけに、一度くらいはご自分がまな板に上がってみるのもいい経験ではないかと存じますが。

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