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2008年10月16日 (木)

丸尾拓養氏の労働時間論

日経BizPlus連載の丸尾拓養氏の「法的視点から考える人事の現場の問題点」、今回のテーマは労働時間です。

http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/jinji/rensai/maruo2.cfm

その論ずるところは、私の考えるところとほとんど類似しています。ただ、言葉遣いがだいぶ違うのですが。

>「労働時間」という場合、割増賃金など労働基準法の適用で問題となる労働時間と、過労死認定など労災補償保険法の適用で問題となる労働時間とでは、概念が異なり得ます。労働時間か否かを法論理的に決定できるという考え方から離れて、実態を直視する時期に来ています。

うーん、割増賃金をどうするかという銭金に関する労働時間の話と、過労死しないようにしなければという健康に関する労働時間の話をきちんと分けましょうね、という点で、全く意見は同じです。

ただ、丸尾氏の言い方では、労働基準法というのはもっぱら銭金のことだけを規定していて、労働者の生命と健康の問題はもっぱら労災保険法の領域であるかのように読めますが、それはいささか違うのではないか、と。

そもそも労災保険は労働基準法の使用者の労災補償責任を担保するためのものですし、労働時間規制自体、工場法以来まさに労働者の生命と健康を守るためのものであったわけですから。

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