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欧州労連 カジノ資本主義に終止符を

「ねじれ」ってなあに?

と思われた方に、同じ欧州労連のモンクス事務局長がフィナンシャルタイムズ紙に寄せた文章を。

http://www.ft.com/cms/s/0/255b23b2-909e-11dd-8abb-0000779fd18c.html?nclick_check=1

>‘1979 moment’ for casino capitalism

>European Trade Union Confederation resolved   to expose “casino capitalism” and short-termism and press for them to be fought by taxation, regulation and worker involvement. Now, as the subprime crisis unravels around the world, casino capitalism has exposed itself. Everyone is learning that a powerful financial sector has crowded out other industries and made the economy dependent on short-term, fast buck-making deals that are rarely in the interest of sustainable business or improved long-term growth.

カジノ資本主義と短期主義を暴露し、税金と規制と労働者の関与で闘うぞ、金融界が他の産業をクラウドアウトし、経済を短期志向で手っ取り早いぼろ儲けに依存させたんだ、そんなのは決して持続可能なビジネスや長期的な成長に役立ちやしない・・・

こういう立場の人(組織)が

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-45e1.html(欧州労連は欧州中銀の利下げせずとの決定を遺憾に思う)

と主張するのが「ヨーロッパでは何の不思議もない光景」なのですが、なぜか日本ではそれが入れ替わってしまうわけで、そのねじれの隙間に構造改革にリフレ粉を振りかけただけの自称リフレ派がはびこるわけです。

ところで1979年ってなあに?

これはイギリス労組出身のモンクスさんにとっては痛恨の年なんでしょう。

>But make no mistake, just as 1979 was a turning point for British trade unions when the accusations of over-mighty unions stuck in the public mind to devastating political effect, so will 2008 be seen as a turning point for those in the banking system who have contributed to the present mess.

組合のやり過ぎで国民の批判を受けてサッチャーに敗れ、その後の30年をもたらした敗戦の年というわけで、今度はおまえらの1979年だ!というわけです。

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