欧州労使協議会指令改正について労使団体の共同要請
去る8月29日付で、欧州レベルの労使団体である欧州労連、欧州経団連、欧州中小企業協会、欧州公共企業体センターの連名で、欧州労使協議会指令の改正内容についての共同要請が行われました。
http://www.etuc.org/IMG/pdf_2008-01528-E.pdf
長らく指令改正に対してリラクタントな姿勢を示してきた経営側ですが、欧州委員会が指令改正案を発表するぞという間際になって労使交渉をやりたいと申し出、労働側が今更何を言ってるんだと拒否して、7月2日に欧州委員会から指令改正案が出された後も、その内容を労使の共同要請でこうやってくれという姿勢になったようです。
元々性質上、労使が中身を決めるべきものでもありますし、おそらくこの要請書に書かれているような形で指令の改正が粛々と行われていくことになるのだと思われます。
実は、つい先日、『グローバル経営』という雑誌に、「EU労働政策の新たな展開 」というのを書いたばかりなんですが
http://homepage3.nifty.com/hamachan/globaltenkai.html
そこで、7月に提案されたばかりの指令改正案を紹介したところです。
そのほかの動向についても簡単に紹介してありますので、一瞥していただければ、と。
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