季刊労働法222号のお知らせ
労働開発研究会のHPに、9月13日発売予定の季刊労働法222号のお知らせが載っていますので、こちらでも宣伝しておきます。
http://www.roudou-kk.co.jp/archives/2008/09/222.html
●今号では「労働立法システムの危機と再生」、「労働者性をめぐって?判例の新展開と立法課題を中心に?」といったテーマの座談会を掲載します。前者では、政策決定過程を熟知した花見、山口、濱口の三先生に、労働立法過程の動揺と再生について、触れていただき、「労働法」の近未来を探ります。後者では、労働者に近接した就労者にはどのような保護が必要か、今後の立法課題としてどのようなことが挙げれるかなどといった点について、大いに議論します。
この花見・山口・濱口の鼎談は、特に花見先生のご発言の凄まじさだけでも読む値打ちがありますよ。
特集 近時の労働立法をめぐって
鼎談・労働政策決定過程の変容と労働法の将来
上智大学名誉教授 花見 忠 上智大学名誉教授 山口浩一郎
政策研究大学院大学教授 濱口桂一郎
座談会・労働者性の再検討?判例の新展開と立法課題?
東洋大学教授 鎌田耕一 労働政策研究・研修機構研究員 池添弘邦
早稲田大学教授 島田陽一 弁護士 水口洋介
最低賃金法制の新しい出発 一橋大学教授 中窪裕也 他
●第2特集では、企業法制の変容と労働法について、欧米の動向を紹介します。日本IBM事件東京高裁判決が出され、日本でもこの問題が注目されつつあります。欧米での研究が日本にどのような示唆をもたらすか、検討する特集になっています。
●その他、「破産労働法」、「ホワイトカラー労働者の労働時間」、「マクドナルド事件東京地裁判決」といったテーマに関する論文も掲載しています。
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