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2008年9月25日 (木)

サルコジの規制資本主義論

サルコジが大統領になったとき、早とちりの日本のマスコミは、ついにフランスもアメリカ流資本主義を受け入れた云々と報じたりしていましたが、もちろん、フランスの保守派はそういうものではありません。

去る9月23日、国連総会でサルコジ氏が演説した内容を見れば、フランス保守派の資本主義観がどういうものかよくわかります。

Capitalism must be regulated, says Sarkozy

http://euobserver.com/9/26796

>"Let us build a capitalism where ratings agencies will be subject to controls and punished when necessary, where transparency of transactions will replace opaqueness. The opaqueness is such today that we have difficulty understanding even what is happening," Mr Sarkozy said in a speech to the UN General Assembly, Reuters reports.

格付け機関に勝手なことをさせるな、時には罰しろ、

>"Let us rebuild together a regulated capitalism in which whole swathes of financial activity are not left to the sole judgment of market operators, in which banks do their job, which is to finance economic development rather than engage in speculation," he was reported as saying by Deutsche Welle.

金融活動を市場の連中の判断だけに委ねるんじゃない規制された資本主義をともに再建しようぜ、投機よりも経済発展が大事だ、と。

こなた極東の島国でも、「日本人はもっとリスクとれぇ!コラァ」主義は、某白書にいささか狂い咲き気味の跡を残しながらも、政界からも徐々に薄れゆくようではあります。

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