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2008年8月31日 (日)

何のための法教育?

はてぶで、

>新聞記事を批判するならまず記事をちゃんと読むべき。記事にあるのは、「望ましいルールとはどんなものか」「なぜそれが必要なのか」とかを考える道徳っぽい学習だよ。裁判員になる頻度とか持ち出すのは筋違い

というご批判をいただいたので、いささか正面から申しましょうか、と。

いや、何でもかんでも労働法教育に持って行くのはいささか我田引水の気があるということは重々承知の上です。しかし、問題の本質は、法教育って、

>「望ましいルールとはどんなものか」「なぜそれが必要なのか」とかを考える道徳っぽい学習

でいいの?というところにあるのではないでしょうか。

社会で生きていく上で、自分や他人の権利を守るために必要不可欠な最低限の法知識を身につけるという実践的な教育ではなくって。

労働法だけの話ではありません。利息制限法どころか、出資法の最高利率すら全く教えられずに、闇金の暴利を唯々諾々と払おうとして破滅に追い込まれる人がこんなに多いということ一つを見ただけで、確かに「法教育」は必要だと思いますが、この記事が紹介している「法教育」はそういう問題意識ではないようです。

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コメント

労働者に対して当然に保障されている権利が全く教育されていないですね。
労働基準法の制定された歴史は教育されていてもね。

労働者が権利を主張することは恥である、と言った世間の雰囲気もあり、また、労働者に付与されている権利を教育すると都合が悪いことでもあるかのような、そんな雰囲気がまだまだ漂っていると思います。

労働基準法に罰則があることを知らない人が多すぎです。

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