人事部の仕事
日経ビジネスオンラインに高橋伸夫先生が出てきて、成果主義批判をされています。
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=1
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=2
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nbonline.cfm?i=2008063000770cs&p=3
内容は『虚妄の成果主義』そのままですので、いちいち引用しませんが、3頁目のこの一節は目にとまりました。
>成果主義の導入を巡って、企業のトップ、管理職、そして労働組合までもが無責任になってしまった。「誰も守ってくれない」と社員は不安を募らせています。これはトヨタ自動車の人事部の方に聞いた話ですが、同社の人事部の仕事は毎年1回、「従業員の生活は会社が守る」と社長に言ってもらうことだそうです。その一言さえあれば、あとは人事部がどんな人事施策を出しても、従業員は受け入れてくれるということでした。
このように「従業員の生活を守る」と明言する会社は今、ほとんどなくなりました。それどころか、トップが従業員の「自己責任」を強調する。これでは従業員の士気は低下する一方です。
そうだったんですか。
« 欧州委VSルクセンブルク事件判決の意味 | トップページ | EU労働法大量提案 »
うーむ、会社が守ってくれなくなった労働者を、日本国の人事部、厚生労働省が守ってくれるのだろうか、なんて言ったら違いますね。
働く者を守る政策を作れる国を、働く者自身が作らないといけないわけなんでしょうけれど・・・。
投稿: ぶらり庵 | 2008年7月 1日 (火) 21時58分