財務省、雇用保険の国庫負担廃止を検討
な、なんか、デジャビュが・・・、
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080509AT3S0802208052008.html
>財務省は8日、雇用保険制度の財源の一定割合をまかなっている国庫負担を2009年度から廃止する検討に入った。社会保障費の伸びを毎年2200億円圧縮する政府計画に組み入れる狙いだ。雇用保険の積立金残高が5兆円近くに達し、国の負担なしでも給付に影響はないと判断した。同省は介護保険についても、利用者の自己負担率上げに向けて厚生労働省と調整する構えで、社会保障費抑制を巡る攻防が強まる。
国庫負担の廃止は、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)が6月の建議に盛り込む。
このブログの初期のころですが、
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_cb3d_1.html(雇用保険の国庫負担)
ただね、私はその国庫負担分で現行雇用保険の外側に緊急失業手当制度を設けるというアイディアであれば、それはありかも知れないとは思っています。国が国民の失業に知らんぷりをしていていいはずはないですが、それをどういう形でやるかはいろいろな考え方があり得ます。保険料でまかなえている部分に国費を突っ込む代わりに、そもそもそれがカバーできていないところに国費を集中せよという発想はあり得るでしょう。もっとも、財務省が「なるほど!」と云ってくれるとは到底思えませんけど。
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