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2008年4月10日 (木)

三種の神器を統べるもの

リクルートのワークス研究所から発行されている「Works」という雑誌がありますが(その昔の統合ソフトじゃありません)、その最新号(87号)が「三種の神器とは何だったのか」という特集をしておりまして、次のようなすごいラインナップです。

http://www.works-i.com/flow/works/contents87.html

特集 三種の神器とは何だったのか
はじめに 50年後の総括を
荻野進介(本誌)

第1章 鏡・曲玉・剣の本質と生成過程

終身雇用

日本は終身雇用の国ではない/野村正實氏(東北大学大学院経済学研究科教授)
諸説の交通整理/荻野進介(本誌)
終身雇用とは「組織との一体化」である/加護野忠男氏(神戸大学大学院経営学研究科教授)

年功序列

選抜の時期が遅いから年功に見える/小池和男氏(法政大学名誉教授)
諸説の交通整理/荻野進介(本誌)
実務家の眼(1) 日経連『能力主義管理』が目指したもの/山田雄一氏(明治大学名誉教授)
年功システムは敗戦とともに消滅した/楠田 丘氏(社会経済生産性本部 雇用システム研究センター所長)

企業別組合

GHQが企業別組合を促進した/竹前榮治氏(東京経済大学名誉教授)
実務家の眼(2) 企業別の強みを生かしつつ企業外へも目配りを/團野久茂氏(連合 副事務局長)
諸説の交通整理/荻野進介(本誌)
戦後の労働組合は企業内組織である/二村一夫氏(法政大学名誉教授)

第2章 雇用システムとしての三種の神器

三種の神器を統べるもの/濱口桂一郎氏(政策研究大学院大学教授)
雇用システムの日米独比較/宮本光晴氏(専修大学経済学部教授)
メンバーシップを基本に人事を考える/(本誌編集部)
日本企業 持続的成長の条件/川田弓子氏(リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 主任研究員)
コラム 企業とは内部共同体かつ社会の公器である/野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)

まあ、私を除けば、いずれもこの世界の大御所級の方々ですね。上記リンク先でこれらは全部読めますので現時点ではまだリクルートのHPに載っていませんが、じきにそちらに載るでしょうから、偉い方々のお話はそちらで読んでいただくとして、ここでは私の喋ったものをアップしておきます。

http://homepage3.nifty.com/hamachan/recruitworksjingi.html

これは、私がworks編集部の荻野進介さんに喋ったものを荻野さんがまとめたものですが、ほぼ過不足なく要約していただいています。

ここでさらりと流されていることについて詳しく知りたいとお考えの方がおられましたら、私のHPにアップしてある「日本の労務管理」という講義案をお読みください。

http://homepage3.nifty.com/hamachan/hrm.html

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コメント

基本的に賛成です。そうだすると、例えば

従業員代表制においても、数の数え方(「0」から「1」までの間?)に濃淡がある。

わくわくしますね。

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