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2008年4月23日 (水)

EUの新差別禁止指令は障害者だけに?

>Commission to scale down anti-discrimination proposal

EurActiv.comによると、雇用以外の差別禁止指令案を提出しようと考えていた欧州委員会は、保守派の国の圧力により、対象者を障害者だけにする方向のようです。

http://www.euractiv.com/en/socialeurope/commission-scale-anti-discrimination-proposal/article-171843

>Due to resistance from conservative member states, the Commission is likely to backtrack on its plans for an anti-discrimination directive, proposing only to offer protection against discrimination on disability grounds.

Other forms of discrimination on the grounds of sexual orientation, age, religion or belief will be covered only by recommendations to member states.

Those familiar with the process say that the Commission's retreat is due to pressure from Conservative member states - and namely Poland - which seem to have difficulty accepting legislation against discrimination on the grounds of homosexuality or non-Christian religious beliefs.

In order to become law throughout the EU, a directive on anti-discrimination would require unanimity in the Council.

人種・民族については既に2000年の指令で、雇用以外の分野についても差別が禁止されていますが、それを性的志向、年齢、、障害、宗教及び信条にも拡大しようというのが欧州委員会の意図でした。

私の観点からすると、雇用以外の年齢差別って何を禁止するの?何歳から何歳までは義務教育というのも年齢差別じゃないの?何歳から年金貰えるってのも年齢差別じゃないの?あんまり形式的に進めない方がいいんじゃない?と思ってましたが、問題が起こったのはそっち方面じゃなかったようです。

記事で具体的に名前が挙がっているのはポーランドですが、ホモセクシュアルや非キリスト教徒を差別してどこが悪い!ということのようですな。これは、結構機微に触れる話なので、通すのは無理と判断したわけです。

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